2010年01月23日

1月23日の日記

昨日、息子とコンビに買い物に行ったんです。

そしてレジに並んでいたら、年配の婦人が、凄い剣幕でレジの店員を叱責しています。

どうやら公共料金の支払い方法が納得いかなかったようです。


店員は20代の女性で、手続き上のことを繰り返し説明しているのですが、ご婦人は納得しません。

そのうち「手数料を取っているんだから責任取れ」となって「お金を払え」とまでエスカレートしていきました。


どうやら店員のミスというよりは、支払う側の思い込みといった感じのやり取りでした。

店員は不条理な抗議にもかかわらず、ただひたすら謝っていました。



僕たちが店を出てからも、中ではまだ大声が続いていたので、僕は息子に言いました。

「あの子、可哀想だね」


すると息子が言いました。

「あれはまだいいほうだよ。だってあの人本気で怒っていたもん」

「どういう意味?」

「もっと悪質なのは、単に言いがかりをつけにくる客さ。ストレスを吐き出しに来るんだ」


そうか、そういえばこの子は、高校生活の中で数ヶ月間コンビニのバイトをして頑張っていたんだっけ。

学校よりたくさん学べたって言ってたけど、いろいろ大変なことがあったんだな。


「客から小突かれたこともあったし、唾を吐きかけられたりもしたよ」

「なんで?!」

「カードにポイントを付けたんだけど、それを相手が見ていなくて、馬鹿にするのかって・・・」


「で、どうした?」


「謝ったよ」


「悔しかっただろ?」


「うん、でもそんなこと、しょっちゅうだったから」



僕はのほほんと好きなことをして、運よく生活ができているけど、世の中には苦しみや怒りが蔓延していて、それが弱いところに向かって吐き出されているんだと思いました。

それを受ける側のストレスはいかほどのものか。


さきほどの婦人が、しかめっ面で帰っていきました。

店の中をのぞくと、一方的に責められていた店員が、もう笑顔を浮かべて接客しています。



すごいなぁ。

みんな、すごいなぁ。



僕は以前、もし仕事が無くなって食べられなくなったら、コンビニのバイトでもやるさって言ったことがあったけど、あまりにも無知で、恥知らずな発言でした。


この僕に勤まるわけがない。

客の首根っこを掴んでいるのが落ちだろう。

それにコンビニ店員たちがこなす仕事の種類と量は半端じゃない。

若いころならともかく、今の僕にはどうにもならないだろう。

まるで人生がわかったようなことを言っているけれど、実際には何もできない自分がいるわけで、もっと謙虚に、もっと頭をたれて生きていかなきゃって思いました。



息子に言いました。

「バイトやって良かったね」

「うん、あれからどんなお店に入っても、店員さんに『ありがとう』って言うようになったよ。たしかにバイト料をもらっているけど、それ以上に客のためにやってあげていることが多いからね。そうか、やってもらっていたんだってことに気がついた」


そう言われてみれば、今着ている服も誰かが作ってくれたんだし、毎日食べているものだって、自分が畑で作ったわけじゃない。

僕たちは何から何まで「おかげさま」で生かされているんだ。




何から何まで、ぜんぶ「おかげさま」だったんだ。




そんな簡単なことに気づかされた、沖縄の夜の一コマでした。



Posted by Toshiro Abe at 08:40│Comments(50)
この記事へのコメント
世の中に、楽な仕事なんて一つもないですよね!

馴れた人がやってるのを見るから簡単そうに思うだけで…

今さらながら、自分の無力さを感じます。
Posted by らっぱ~ at 2010年01月23日 08:46
素敵なお話ありがとうございます 何があってもみんな色々抱えているんだって思って、耐えられるかなって思いました

素敵なブログに出会って、私しあわせです 

息子さん素敵ですね 阿部さんと私は同じ年、末っ子と阿部さんの息子さんと同じ年です

家の娘だったらどうなんだろう…

でも、親が思うほど子供って子供じゃないですよね…

親が教えられる事多いですもの・・・

これからも宜しくお願い致します  感謝~♪
Posted by みやりん∞の糸 at 2010年01月23日 08:51
阿部さん、皆さんおはようございます。

私もよくコンビニに買い物に行きますが、
必ず帰り際にはありがとうって言いますね。

毎回です。でもよくよく見ていると、他のお客様がありがとうって言っているのを
殆どといっていいくらい目にしませんね。心の中ではありがとうといっているんでしょうけど、やはり聞こえるように、ありがとう・・・やっぱいいですよね。

それにしても阿部さんのご子息はそこまでその年齢で気づかれるとは、
さすがだと、凄いと思います。

にっこり笑顔で、ありがとう・・・これですね。

今日も素敵な記事をありがとうございます。
Posted by hiro at 2010年01月23日 08:55
私も最近レジのパートをしています。
イライラしている人、待たされても寛大な人、ありがとうを言っていく人、
笑顔の人、怒ってる人、すごく丁寧な人、さまざまですが、いろんな学びがあります。
私も息子さんのように、店員さんには笑顔で、ありがとうと言いたいなと思いました。今までどれだけ、イライラして接しちゃったんだろうかと。
店員の立場に立ってみて、わかることいっぱいありました。
仕事の大変さも・・・。働いている人たちを見る目も、変わりました。みんな、すごいな~~~・・・・・・。
本当におかげさまで、生きてるんですよね・・・・。すべてに感謝です。
Posted by chika at 2010年01月23日 08:58
とてもステキなお話でした

わが娘も御弁当屋さんでバイトしていますが
同じような事があるようです
バイトの子しかいない時は
タクシーを使って相手先まで
謝りに言った事があったとか
色々な勉強をしているようです

子から学ぶ事の多いわたし達親ですね(^_^;)

ありがとうございました☆ミ
Posted by わたし at 2010年01月23日 08:58
おはようございます。
そうやって理不尽なストレスなどを受け続けて、だんだん人は『感じなく』なっていくのかもしれませんね。
全部受け止めていたらたえられないから。スルーする。
吐き出した人も、感じられなくなっているからそんなことができるのではないでしょうか。
『おかげさま』はいいも悪いもどちらもだけど、私も感謝の方向に向けたいです(笑)
いつもありがとうございます。
Posted by うめ at 2010年01月23日 09:05
分かります~~
理不尽に怒りたい人いるんです。
真剣に怒るひとも~~

みんな色々とあるんですよね!
怒ってもすっきりしない
もやもやが残る~~

接客した側も嫌な感じ~~

でもすべてうまく行ってる(~o~)
これでいいんです。
Posted by りーやん at 2010年01月23日 09:06
阿部さん


この記事を読んで、朝から私は大号泣です。


先日東京いまここ塾に参加してから、私のハートは開きっぱなし。


いろんなことに感動の涙が流れます。


ありがたいことです。


今日の阿部さんの記事は、どんな高尚な真理より、たくさんのことを教えてくれます。


そしてこういう記事を書ける阿部さんが、ほんとうにほんとうに大好きです。
Posted by 咲良 at 2010年01月23日 09:08
いつもメッセージを頂きありがとうございます。
以前、はじめて接客のお仕事をしたときのことを思い出しました。
いままで笑顔だった方が、呼吸ひとつで苦情を言い出したり、がらっと態度が変ったりして戸惑ったことがしばしばありました。無理な苦情を当然のように、横柄な態度丸出しで仰る方もいらっしゃって、大変だったこと。また、いつも笑顔で「ありがとう」と言ってくださる方もいらっしゃって嬉しかったこともありました。とにかく必死だったな~と思いました。人と接することの大変さと嬉しさが詰まっていましたね。
「ありがとう」を学べて良かったなと思います。
Posted by fun-chan at 2010年01月23日 09:12
阿部さん

ありがとうございます。

みなさん ありがとうございます

うれしいです。。。
Posted by あい at 2010年01月23日 09:27
>たしかにバイト料をもらっているけど、それ以上に客のためにやってあげていることが多いからね。

どんな仕事もそうですよね。以前、全く同じ事を思っていました。
Posted by minami at 2010年01月23日 09:40
今日のメッセージ感激です!

何気ない日常に、こんなに多くのドラマが隠されてあるんですね。

そして学びがたくさんあるんですよね。

生きているって学びの連続なんですね。

近くのコンビにの店員さんはとても感じがいいです。

きもちいいな’ありがたいな’って思います。

ホント、全てはお蔭様なんですね。

そして、優しさって素晴らしい!っておもいました。
Posted by しょうこ at 2010年01月23日 10:08
接客業は理不尽な事がつきません(笑)
でもとてもいろんな事が学べる場所ですね☆
最近もとても理不尽な事を言われ、どうしようもない気持ちが少しあったんですが、
今日の記事を見て、とても癒されました!!
みんな頑張ってるんだなって励まされました♪
阿部さんも息子さんも、感じる事がとっても素敵で
心が晴れました。
ありがとうございます☆
今日も仕事がんばるぞー♪
Posted by あい at 2010年01月23日 10:17
こんにちは^^
本当に御蔭さまでを自然と思えるようになってからはなんと幸福感のましたことか。

だって、思いようでいくらでも大難が小難に小難が無難になるからです。

そういいながらも日々いろいろ気がつくことができ、ありがたいです^^
阿部さん、ありがとうございます^^
Posted by あおいちゃん at 2010年01月23日 10:31
駅の向かいのハンバーガ屋さん♪で
お汁粉を食べながら ふと窓の外に目を移すと
少年がチラシを配っています。
殆どの人が避けるように 足早に取り過ぎて。。。
嫌んなっちゃうだろうな。。。私だったらと思ったものです。

駅の改札の前で 募金を呼び掛ける子供達
大きな声で「お願いしま~す」
息子にもそんな経験があり
呼び掛けをしている子供達と重なります。
彼もこんな風に頑張ってたんだ。
そして、その頑張りに誰かが応えて下さってたんだなぁ。。。
本当に感謝の気持ちでいっぱいになりました。

いつも 笑顔でありがとう♪が言える心のスペースがある時
それもまた、しあわせなことなんですね♪ 
Posted by キャラメル☆ at 2010年01月23日 11:04
理不尽な事を言う人がいて、気づかされるのでしょうか。

そういう人も役割を演じてくれている。

だから、その嫌な役回りの人にも「ありがとう」

なんでしょうかね?

今日もありがとうございます。
Posted by 方位鑑定士 at 2010年01月23日 11:24
おっしゃるとおりですね。

私もあらためて教えていただきました。


ありがとうございます。


感謝!
Posted by sawa at 2010年01月23日 11:35
素敵な親子の会話♪
今日はすごく寒いですが、日記を読ませていただいて、ほんわかあったかくなりました。

ありがとうございます♪
Posted by まっこ at 2010年01月23日 11:41
小生はこの国(どの範囲?)の接客思想ってどこから来ているのか不思議に思えてきます。
単なるサービス・業務を超えています。

でも、阿部さんが店員さんしているコンビニにも行きたい気がしますケド(笑)
Posted by 古古米 at 2010年01月23日 12:14
感動です!

景色が目に浮びました。

阿部さん、ありがとう。
Posted by よしよし at 2010年01月23日 12:30
すてきなお話しをありがとうございました。

息子さんはすごいですね^^

実は今日これから面接なんです。
緊張が和らいだし、ちょと勇気が湧いてきました!

がんばってきます。
Posted by なーちゃん at 2010年01月23日 12:33
毎日のように阿部さんのメッセージ読んで色々考えるけど
今日はただ”どうもありがとう”とい言いたくなりました。
ステキな2人と皆さんに感謝です。
Posted by クーみん at 2010年01月23日 12:42
素敵なお話をありがとうございます。息子さんは素晴らしい!すでに他人の自我を客観視できるようになられてるんですね。私なんざ、ついつい巻かれてしまい、自我対自我のエゴ合戦に突入しちゃいがちですもの。

うちの夫がまさに『弱い者にストレスをぶつける』タイプ…。ネチネチとあら探しをしては、ここぞとばかりに攻撃するのです。そばにいて、悲しくて、情けなくて…。どうしてそんなこと言うの?と聞こうものなら、物凄い剣幕で私を攻撃しはじめる…。う~ん、つまんないでしょうね、毎日(笑)こいつは自分より弱いか?はけ口になる奴か?なんて探ったり、あれが気に入らない、これがシャクに触るとイチャモンつけて…うっ、夫の心理を想像しただけで気分悪くなってしまいました(爆)

目覚めの連鎖が起きれば、世に蔓延する怒りも終息していくのでしょうか?夜明け前の者は(もちろん私も含めてですが)余計に居心地悪くなって、さらに暴走するのでしょうか。

無理やりポジティブに!明るく!ハイ光を放って!なんてのもどこか胡散臭いですし、怒りもまたあって当然の感情なんですけど、
願わくば『おかげさまで、ありがとう』で繋がっていきたいです。

すぐに気持ちを切り替えられたレジのお嬢さんに大拍手~!!
Posted by めいたん at 2010年01月23日 12:49
阿部さんいつもありがとうございます。
私も自分自身のミスや相手の人がよかれと思って叱咤されることに対してはストレスはほとんど感じないんですけど、
やっぱり理不尽で納得いかないことにはすごいストレスを感じていました。
このブログを読ませてもらうようになり、理不尽なことが起こっても、 これも自分にとって必要な経験やなと気付いたんで、ストレスをためるんではなく、流れのままにやっていこうと思えるようになりました。(そう簡単にいかない時も、あります(*^_^*)) 年間3万人ものじ殺者がでてるのもストレスを溜め込んでしまってるんでしょうね。 私のように
このブログで沢山の人が元気になっていってると思います。
最後に、さすが阿部さんの息子すごい!
これからも元気づけて下さい。
Posted by wachi at 2010年01月23日 13:10
「ありがとう」と言える事は、相手に気持ちを伝えるだけではなく、

今の自分をシェアする事につながっていく事だと思います。

それは、愛 そのものですよね。

阿部様 みなさま きょうもありがとうございます。

明日の「いまここ塾in 仙台」たのしみです。
Posted by hiro-k at 2010年01月23日 13:32
う~~
なんか感動して泣きそうになりました

私も、のほほんと生きてるなって思った
コンビニの店員さんもスゴイけど
阿部さんの息子さんもスゴイ

ホント、全てに感謝です
Posted by えじ at 2010年01月23日 14:26
きっと、、、

みんな、完璧なドラマのなかで、自分の役割をしっかりと、演じているのでしょうね!


>年配の婦人が、凄い剣幕でレジの店員を叱責しています。


彼女の演技があったから・・・

このブログに訪れた人のこころにも、様々な気付きを与えてくれます。

本当に、

全ての存在に、感謝ですね~~~♪^^
Posted by 美津子 at 2010年01月23日 14:28
おかげさま。
それは本当に気づきと共に溢れる気持ちですね。
阿部さん、そして息子さんのやり取りはただただ普通なのかも
しれませんが、感動しました。。。
ありがとうございました。
Posted by 麻美 at 2010年01月23日 16:15
心に愛を
心に感謝を
例それらが思考の産物であっても。
Posted by すぎ-のり at 2010年01月23日 16:53
阿部さん

すばらしいエピソードをシェアしてくださいまして、ありがとうございました。
物事には全て例外なくプラスとマイナスの側面が存在しますが、今回のようなケースの場合はマイナス面だけに目を向けがちですよね。しかし、しっかり両面が含まれており、私も大切なことを学ぶことができました。店員さんも、息子さんも阿部さんも、そして、大切なことに気づかせるために嫌な役を買ってでた(無意識に)怒っていたお客さん、ありがとう。

真夏のオーストラリアより
モナカ寅次郎
Posted by モナカ寅次郎 at 2010年01月23日 17:32
妻もコンビニでバイトしてるんですが、これが本当にためになるそうです。

人生を楽しむか嘆くかは自分次第なのでしょうね。
Posted by SS at 2010年01月23日 17:50
阿部さん。

皆さん。

こんにちは。

阿部さんも僕達と同じ社会で生活してるんだなあと思いました。
とても身近に感じて嬉しくなります。

僕が衣食住を毎日確保出来るのも考えて見れば皆さんのおかげですよね。

毎日生活出来るのがあたりまえに考えてしまいがちですが1つ1つの日用品や食料には人の手間や苦労や愛情が染み込んでいる事を思うと自然と感謝の気持が沸いてきます。

息子さんもコンビニで働いてみて沢山の学びや経験を積んでいるんですね。その事をお父さんと語り合える事は素晴らしいと思います。

ありがとうございました。
Posted by 大工見習い at 2010年01月23日 18:04
あべさん

今日の記事は泣けました。。。

私は、好きな店員さんたちが何人かいて、そのお店へ行くときには、うきうきです。
笑顔がとびっきりすてきな郵便局のひととか。

一人では何もできない自分だってことを忘れずに、もっと謙虚に、おかげさま、ありがとう、って言いながら生きたいです。

そして、方位鑑定士さんに同感です。
今日もありがとうございます。ぺこり。
Posted by あん at 2010年01月23日 18:51
ありがとうございます。
したたかに打ちのめされました。
Posted by たびぃ at 2010年01月23日 19:11
いじめようと近付いてくる人に対しても、
幸せな自分で接することができればいいですね(^^)。
ネガティブパターンを引き起こす人・出来事は毎日起こり、”自分に戻る、自分をしっかり保つ”こと教えてくれているんだと思います。そしてそれをクリアすれば、相手も癒されるのではないかと。。。
相手の態度に関係なく、自分で在り続けたいですね。
Posted by kyu at 2010年01月23日 20:11
本当に・・・読んでて 顔がニコニコする話です♪

1年前位 コンビニで偶然 阿部さんの直ぐ後ろに居た事が有りますが・・・

栄養ドリンクのお釣りを 普通に募金箱に入れてる姿を見ました(^0^)

その自然な姿に感動しましたよ~(- -。)

息子サンも そんな後姿を見ながら成長したから今 素敵に育ったのでしょうネ

そんな事を フッ・・・っと思い出しました   有り難うございます
Posted by シャチ165シャチ165 at 2010年01月23日 21:04
こんなかんじの記事好きです。
Posted by 鉛筆削り at 2010年01月23日 21:40
素敵ですね☁ほのぼのとします(⌒▽⌒)

ほんと おかげさまですね
みんな一生懸命 おたがいさま
みんな さまさま(様々)さまざま
みんな凄い。凄いね。

…何か涙でてきちゃいました*
Posted by いぜな at 2010年01月23日 22:11
「たしかにバイト料をもらっているけど、それ以上に客のためにやってあげていることが多いからね。」

この息子さんのセリフで、以前コンビニの店員さんに道を聞いた時、とても親切にしてもらったことを思い出しました。
慣れない場所で車で道に迷ってしまい、一方通行だらけで約束の時間にもとっくに遅れてるし、藁にもすがる思いで通りがかりのコンビニに入って、道を聞いた時のことです。

店にいた2人の店員さんたちは、若くておしゃれな、どうみても今どきの男の子たちでした。
若い人に対する私の貧弱なイメージと、不躾で面倒なお願いをしていることへの引け目から、「こんな忙しい時にうぜーな」と、舌打ちされてもしょうがないかなって最初は思っていました。

それなのに、私が道を聞いた店員さんが、もう1人の店員さんにも聞いてくれて、2人で相談してもよく分からないとなると、奥にいらっしゃる店長さんに地図を借りに行ってくれました。
それをコピーしたものにマーカーで、道順に印をつけてくれたんです。
街中にあって結構繁盛していそうなコンビニで、他のお客さんにも対応しながら、それをやってくれました。

ああ、こんなにしてもらっても、私がお返しできることは何もないんだな、このお店でいくら買い物をしたところで、この子たちのバイト代に直結する訳でもないんだし・・
学生時代私も沢山アルバイトしたけれど、与えられた仕事以上に人に親切にしたことなんてあっただろうか?と思ったら恥ずかしくなりました。

もらったバイト代以上に人に親切にする、こんな若い人たちがいるなんて、日本もまだまだ捨てたものじゃないとその時思いました。
阿部さんの息子さんも、そんな素晴らしい中のお一人ですね。

思い出せてよかった。心が2重にあったかくなりました。
ありがとうございました!
Posted by れいこ at 2010年01月23日 22:24
あんさんへ

同感して頂いて、ありがとうございます。
Posted by 方位鑑定士 at 2010年01月24日 01:22
阿部さんの記事を読んで気付かされました。

去年の春から大学に通うために一人暮らしをすることになったんですが、結局お金や食べ物、電化製品などはほぼ親から与えられたものです。 

大分一人暮らしに慣れたせいか意識していなかったのか、すっかり忘れていました。

自分は親がいなければ多分食べ物が無くて死んでいたでしょうね(笑

まるで自分の力だけで生きてきたんだと思っていい気になっていました。

テストが終わって実家に帰ったら、改めて両親にお礼を言おうと思います。

この記事を書いてくださった阿部さんにありがとう。そして両親にありがとう。
Posted by たくろー★ at 2010年01月24日 02:36
F君、たくましい大人になりましたね。
コメントを読んで息子たちが知らないうちに成長しているんだと実感しました。


今でも子供だと思っていますが、これからは息子たちから教えられる事も多くなってくるかもしれませんね。
親父も頑張るぞー


私の息子も同じ大学に合格しました。
中学生以来ですが、今年の春から親子共々よろしくお願いします。
Posted by ケンのパパより at 2010年01月24日 09:41
そうです!!
いまどきの若者はすごいのです!!
そして多分、今までの若者も。

おとなたちは自分の恐怖や侮蔑を捨てて、目の前の若者たちに向き合ってください。
そして、大人の知恵を正しく使ってほしいです。

いまどきの若者は、繊細さややさしさにもっともっと自信を持って良いのです。
Posted by プロセス進行中 at 2010年01月24日 13:04
24日のいまここ塾in仙台をありがとうございます!
たくさんの愛を受け取りました(*^o^*)
本、買いますね~(笑)
Posted by オリバナ at 2010年01月24日 18:55
私はもちろん言いがかりをつけようと店員さんに文句をつけたことはありませんが、たまについ苛立った口調で文句を言ってしまうことがあります。
こういうサービスが受けられるだろう、と思って行ったら、知らないルール発動でそのサービスが対象外だった、とか・・・。
勝手にそんなルール作りやがって、って思っちゃうんですよね。

もちろん、そんなことを思う方が傲慢なんですが、どちらが悪いにせよ、腹を立てると後味が悪いですよね。

最近、自分が思い違いをしてたからといって、他人に責任転嫁して怒ることが以前より減ってきました。
少しずつ減らしていこうと思っています。

でも、店員が客の首根っこを掴んでお説教するコンビニ・・・。
行ってみたいかも。
Posted by まかろん at 2010年01月25日 13:13
阿部さん、ありがとうございます。
  
ここに集まってこられる方のコメントも、
いつも素敵ですね。
  
出来ることなら、喜怒哀楽から力が抜けて、
真ん中がストンと抜け落ち
喜び と 楽しむ がいっぱいになればいいですね
  
この店員さんのように♪
    
阿部さんも 子育てしながら 親育て真っ最中ですね
素敵なブログ、みなさんのコメント とっても楽しく
読みました。 ありがとうございます。
Posted by egaodeosouji at 2010年01月25日 23:04
今日も素敵なお話をありがとうございました。

それにしても古古米さんの下記の言葉、まったく同感です。
そういえば昔、お客様は神様です。という言葉もありましたね。

>小生はこの国(どの範囲?)の接客思想ってどこから来ているのか不思議に思えてきます。
>単なるサービス・業務を超えています。
Posted by ジョティ at 2010年01月26日 07:56
阿部さんのブログは2ヵ月くらい前に、私のお気に入りに入れていたのですが、今まで開いて見ることはありませんでした。


今、暇な時期なので毎日やることがないので
リサーチしながら散歩してます。


昨日も軽く開いてみましたが、
今日から見てさせていただいてるyamanekoです。


まだ読み始めたばっかりですので、数行しか読んでません。


阿部さんの息子さんに関する記事を読み、今、私は反省してます。私ならブチ切れです。その年頃の私だったらくびです。現に私は、今まで人を殴って3回辞めた経験が過去にあります。人を見かけで判断し挑発するから殴られて当然だという考え方でした。


その頃の私にとっては正義だったので別に後悔はしてません。
今では、ようやく内面も落ち着いてきてます。たぶん。


天使のような人間?を目指してます。
今では女だと間違えられるほどです。


思ったのですが、本当の強さとは、阿部さんの息子さんのような人のことを言うのではないか?と、今そう思います。


阿部さんのブログは、でだしの記事からまるで私のことのように話すのでドキッとしますね。


私は専門家ではありませんので難しいことはよくわかりしませんが、このブログの中になにかが見つかるような気がします。


私が書いたこのコメントの記事は後で削除お願いします。
できればコメントは反映させないで、削除おねがいします。
Posted by はじめまして at 2010年03月17日 16:55
たびたびすいません。yamanekoです。

阿部さん、伝えるのを忘れてました。
今の私はもう、すべて出し切りもうどうでもいい状態です。

あまり言いたくないのですが、
本当は、今、何もやる気がおきない状態です。

毎日寝たり、起きたり、何もしてません。
ビジネスの方は兄のお手伝いをしたまでです。
でも、楽しいんです。

セールス時、お金もある振る舞いをしするのですが、
お金も今の私の全財産は2千円です。


金欲もたぶんないと思います。
そんな感じです。もうどうでもいいです。

とりあえず、皆が幸せになればいい。それだけです。
これは嘘でもなんでもありません。

もしかしたら世間から非難され続けたのでなれてしまったのかもしれません。
すべて吐き出しましたし、裏も表もないんじゃないか?というくらいもうないんです。

愚痴もすべて言い切りましたし、
私のもってるノウハウも実はすべて吐き出しました。

もうなにもありません。
ちょっと体がだるい状態というか、放心状態というか、やる気がないというか、
状態なんです。ホントは。

ただ、

自分の弱みはだけは世間に話したくないので、
このことは、阿部さんだけにお伝えしておきます。


私は今まで、親父に小学生のころ、2度殺されかけました。
ギリギリのところで、命をとりとめた経験がります。

1度目は、
親父がノイローゼーで、私たち家族が寝てるときにガソリンを家中にまいてたんです。
そして、火をつけてギリギリで助かりました。

2度目は、
小学生のころ深夜無理やり、車を運転させられ、急にアクセルを踏まれたり、
ブレーキ踏まれたり、海に落ちるギリギリの寸前で助かった状態です。(親父は泥酔い状態です)


そんな感じで、

親父は毎日酒ばかり飲んで、夜は毎日起こされ
夜中からお墓につれていかれたり、海に連れて行かれたり、
私は、小学生から中学生までは、家の中ではほとんど寝たことがありませんでした。
毎日親父に暴力をふるわれ続け生きてきました。


学校でしか寝ることができませんでした。
成績も悪くて、通知表を家に持って帰るのが恐怖でした。


ようやく、高校を卒業し、社会人になり、今度は2人を同時になくし、
あまりのストレスに右目も失明してしまいました。


親父のように私は成人後、
泥酔いで人を殴って23日間留置所に入った経験もあります。
酒は、私の弱点だとそのときに気が付き、今はもう私は酒ものみません。


私の人生、弱み、は今回、初めて他人にに話します。
なぜか?阿部さんだけに私の全てを話してすっきりさせてください。
お許しください。


でも、今は親父に感謝してるんです。
親父も数年前に酒をやめています。


こんな感じです。


これで私はもうほとんど出し切りました。
まだまだ、沢山いろいろあったと思いますが小さなことはほとんど忘れました。

日本中の人達を敵に回してしまったこともあります。
兄はそのことを一切しりません。私一人で喧嘩した状態です。

この一年いろいろ、調べたりして、私は反省してます。
何度も謝りもしたのですが、99%は私を装った偽物でもうお手上げです。

別にいいんです。私が最初に文句を言ってしまったので、
これほど事が大きくなるとは知りませんでしたので、私一人で罪をかぶろうとしたわけです。

これは別にいいです。
もう、世間からバッシングをうけ、なれました。

ですから、表向きとは別に、今は人に対してやさしくなれるような気がします。
この私のコメントも必ず読んだら削除おねがいします。お願いします。
人には見せないでください。

私のこの気持ちを誰かに伝えてすっきりしたかったのです。すいません。
読んだ感じ、阿部さんの優しさを感じました。


一方的ではありましたが、聞いてくださりありがとうございました。
ありがとうございました。
Posted by たびたびすいません。 at 2010年03月17日 22:11
スゲー、阿部さんの息子さんすげー!!!
息子さん一瞥とかの悟り体験ないけど、阿部さんより悟ってると思う(笑)
阿部のオイちゃんと智子さんの血もあるのだろうけど若いうちにそんな経験してそれを良いほうに意識を持ってけるってハートが柔軟だなあ。
私なんかコンビニのレジ店員していて、話しが超口説いお客さんに対してキレたことが何度か(笑)あります。阿部さんちの息子さんの方が私より大人だ。叶わないなあと思った。臨機応変で自我がないんだね。凄い。
息子さんから学べる事も沢山あるね。
でも、今の阿部さんなら大丈夫だよ。
首根っこは摑まないと思う。
嫌味をサラッと返すぐらいで止められると思う。
てか、阿部さんコンビニ店員似合わないし。
でも、話面白そうだから毎日阿部さんのいるコンビニに買いに走るかもしれん。
Posted by ゆき at 2018年05月16日 01:15
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