2013年05月30日

レクイエム

初めのうち、人生とは気まぐれな風に吹かれて翻弄される木の葉ようなものだと思っていました。


今は真逆です。

人生は、何一つ偶然はなく、何ひとつ無駄もなく、大いなる叡智によって営まれている緻密なストーリーだと確信しています。

そこに登場するすべての人は、主人公である自分からみればエキストラですが、同時にその一人一人から見た時は、自分のほうがエキストラになります。


そんな相互関係の中でお互いに役割を果たしあい、お互いの意識が更なる高みに上るために援助し合っているのです。

もちろん当事者同士はそんなことは夢にも思っていません。

ある時は敵であり、ある時は味方であり、お互いに何のために出会っているかなど考える由もなく、その時々のニーズを満たし合っています。


でも、いつか誰もが気付くでしょう。

人生で出会ったすべての人は、他ならぬ自分のために登場してくれた、かけがえの無い人だったということを。

たとえそれが、自分からすべてを奪おうとした人だったとしても、その役を完璧に演じてくれた、天からの使いだったことを。







昭和58年12月、人生観がひっくり返るような気づきを得ました。

そして更なる深い真理があることを直感し、それを得るために人生を1から生き直してみたいと思いました。


その翌日、所属契約を結んでいた芸能事務所に出向き、今日限りで引退することを告げました。

生活のことやお金のことに対する不安は消えていました。

というのも、その時の気づきの一つは、人生を自分の力で生きてきたのではなく、常に大いなる力によって生かされていたというものだったからです。

例えもし、住む家をなくして、路上で行き倒れになったとしても、それが大いなる思し召しであるならば、喜んで受け入れようと思いました。

その気持ちは今も変わっていません。



さて、その時対応してくれた事務所の社長は、僕の顔を一目見ただけで、辞める決心が固いことを見抜いたようでした。

事務所を辞めるのではなく、このような仕事そのものを辞めるというのですから、それなりの迫力を感じたのだと思います。


そして彼は言いました。

「敏郎くんは、いつまで契約が残ってましたか?」

「確か、8月更改だったと思います。」

「わかりました。現在入っている仕事で終了しましょう。でも8月までは我が社の所属ということで給料を受け取ってください。」


「え?」

たいした活躍はしていなかったのに、平均所得の何倍もの給料を貰っていて、それをこの先ずっと支給してもらえるとは、なんて幸運なことかと思いました。


その日限りで、夜な夜な六本木のネオン街に入り浸る生活を止めて、家の中に閉じこもり、やりたいことだけをやって、結局はそのお金で数年間も生活することができました。

やりたいこととは、精神世界の本を読み漁ること、そして瞑想でした。


当時はまだ、インドやチベットの覚者の講話集くらいしか的を得たものがなく、何度も同じ本を繰り返し読んだと思います。

その甲斐あって、さらなる気づきを迎えることができました。

本を読むこと自体が目覚めに繋がる訳ではありませんが、目覚めの瞬間、この出来事が、まぎれもなく真実であることを、本の知識が証明してくれました。

余談ですが、いまもこうしてメッセージを送り続けているのは、あなたが僕と同じ体験をした時に、その体験を隅々まで説明してくれる知識を提供しておきたいからです。


もしあの時、社長が生活の援助をしてくれなかったとしたら、その後の展開は違っていたことと思います。

でも「もし」は存在せず、起きることが起きた結果だったのでしょう。


いまでもその社長に感謝していますが、先日お亡くなりになったことをTVで知りました。

葬儀にも参加しませんでしたが、こうして感謝の気持ちを送り続けています。



相澤さんのご冥福をお祈りしています。








   
  


Posted by Toshiro Abe at 10:34Comments(109)

2013年05月29日

沖縄より愛を込めて

沖縄に帰ってきてからのんびりしています。

でもいくらのんびりしても、ここには僕よりもっとツワモノがいます。

猫たちです。


彼らを見ていると勉強になります。

彼らは100%くつろいでいますが、意識は油断なく覚めています。

ほんの小さな音も見逃しませんし、必要とあらば、ひらりと体をかわします。


それにしてもこの脱力状態はどうでしょう?

彼らの心の中には、何一つ分裂も葛藤もないようです。

なんの緊張もありません。


その一方で人間は、あれはしてはいけない、これをするべきだ、何が正しくて何が間違っているのか、そんな観念にがんじがらめにされて、身動きが取れなくなっています。

身体中は緊張して、まるで筋肉の束のようです。


社会の監視や正しさを、全部脱ぎ捨てて、空に向かって、「ワーッ」と叫んでみたら、少しは猫たちのように寛げるかもしれませんね。



それでは、ご一緒に。


「ワーッ」



ねっ、なんだっていいよね。
  


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2013年05月27日

5月27日の記事

昨日の東京講演会。

場を盛り上げてくれたのは18歳の青年でした。

最近はチラホラと大学生がいて、息子みたいで嬉しいです。


それにしても、みんないい感性をしていて、大切なポイントを理解しています。

凄いな。

僕が18歳の時とは大違いです。

やはり時代は進化している、そう思います。

きっと彼らが僕たち世代を導いてくれる時代がやってくることでしょう。


人生も、自分も、世界も、個々人の観念が作り出しています。

自分自身がすべてを作り出していたことを知るのは衝撃的です。

でも、観念に対する真実は、観念で理解されてしまうので、「気づき」という剣を持って、観念そのものを伐採することが必用です。

そんなお手伝いをしていけたらと思っています。





いつもならこのタイミングで沖縄に帰るのですが、今夜はライブのリハをして、明日帰ります。

10日間ほど沖縄で過ごし、そのあとはチェンマイに行ってきます。



それではまた。






   


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6月講演会のお知らせ

東京 6月23日 

名古屋 6月30日

詳細は各都市名をクリックしてください。
  


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2013年05月25日

いまここ Ⅱ

とても静かな午後を過ごしています。


昨日、一冊の本が届きました。

ある出版社の社長が、自分が気にいった新刊を送ってくれるのです。

いままでにハズレがないので、彼は僕がどんな内容を望んでいるのか知っているのでしょう。


今回の本には、「上級者向け」と書かれていました。

内容を読んでみると、まさにこれまで伝えてきたことが、そのまま書かれていました。

この本の作者は、まぎれもなく「私」であり、「大いなるひとつ」です。



ということは、「いまここ」ブログも精神世界の上級者コースということです。

僕もそう思っていますし、そういう人たちに書いています。

読者には、宗教界や、各界のリーダーもいるでしょう。

一通り精神世界を学んで、何が真実かわかり始めた人たちには、面白い読み物となっていると思います。


コメントを残す人は数百人に一人ですが、こちらも興味深く読ませてもらっています。


で、上級者コースとはなにかと言うと、何を学ぶかではなく、何をすべきかではなく、「どう在るか」を実践して、人生で唯一の宝である、「自分とは誰か」の答えを知る最終ステップです。

ここに至って、初めて、悠久の旅が終わります。

それは皮肉にも、最初から旅人はおらず、旅そのものも夢だったことを知る、どんでん返しの目覚めによってもたらされます。





そのためのガイドが、このブログです。

ここに書かれたことは、合っているか間違っているか、正しいか否かを検証する人のものではありません。

ここに書かれたことが信頼でき、そのうえで道を歩もうという人のために書かれています。


わからない記事があっても構いません。

それでも何度も咀嚼しようとすれば、ある日、霧が晴れたように理解できる日が来ます。

その理解の方向が、道そのものです。


道を歩む人の態度には、純粋さ、素直さ、軽快さ、そして忍耐が求められます。

僕はそんなあなたの役に立ちたいと思っているし、それが唯一のやりたいことです。








   
  


Posted by Toshiro Abe at 13:54Comments(138)

2013年05月23日

いまここ

いまの自分は、いままでの自分とは何の関係もない。

いままでどんな考え方をしてきたかとか、何をしてきたかとか、してこなかったかとか、そんなことといまの自分は何の関係もありません。


いまの自分・・・それは名前の付けようのないもの。

なぜなら、いつだって新しく生まれ変わっているからです。


そんな自分を見つけられたら、もう探求は要りません。


ところが人は、真逆の自分を自分だと思っています。

その自分とは、過去の束。

過去の記憶のすべてを、自分として持ち運んでいるのです。






「いまここ」とは、「本当の自分」という意味です。


それがわかれば、自分を高めようとか、一番思慮深い人間でいようとか、もっと結果を出そうとか、そうなれば自分を認められるとか、そんな思いは湧きません。


いまの自分で、100%OKだと知ります。



あ~、よかったね(^o^)







   


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次回、沖縄いまここ塾は、6月3日(月)です。

詳細はコチラから。
  


Posted by Toshiro Abe at 09:44Comments(117)

2013年05月21日

もうすぐ85歳

25年前にプロデュースさせてもらった「七福神」のキーボードの沼ちゃんと、来月のライブのリハで会いました。

いっしょにパフォーマンスするのは初めてです。


終わった後、みんなで食事をしていたら、沼ちゃんが

「あのころ阿部さんが、『人生にゴールなんてない。いまがゴールだ』って言っていた言葉、あのころは何だかわからなかったけど、その後の人生にすごく役立ちました」

と言ってくれました。


当時僕は、ある日突然ひっくりかえってしまった価値観を抱えて、現実生活をどう生きるのか模索中でした。

まだまだ危なっかしい面が多々あり、だれかれ構わずに、隙を見てはメッセージを伝えていたと思います。


長年かけて少しずつ、社会の中で生きることが上手になりましたが、伝えたいことはいまも変わっていません。

この先、25年くらいは伝え続けることでしょう。


その時は・・・85歳?!





きっと、ロックバンドやってます(^o^)

そのときは、みなさん会場にいらしてください。

スタンディングだと全員死んでしまうので、横になれる寝具を用意しておきます。



あっ、そうそう。

まえにみんなが書いてくれた「叶えたい夢」


もうひとつのブログに全部掲載しています。

コチラです。

また見直してみるといいですよ。









   
  


Posted by Toshiro Abe at 11:07Comments(50)

2013年05月19日

5月19日の記事

今日は日曜日。

大阪のホテルの窓から見える光景も、なんとなくのんびりしています。



前々回の記事(何度でも、何度でも)への、テポドン羽田さんからの質問です。


>ではその完璧な宇宙、たったひとつのいのちは何であるのか?


面白い指摘ですね。


あえて答えるならば、この質問自体が、部分側から全体を理解しようとしています。


しかしそれはできません。

部分が把握するには全体はあまりにも巨大です。


全体を感得したとき、その問い自体が消え去ります。


それが答えです。








よい一日をお過ごしください。






   

  


Posted by Toshiro Abe at 09:12Comments(97)

2013年05月17日

山川夫妻かく語りき

今日も来てくれてありがとう。


ついに新刊が完成しました。

「思い込みから自由になる生き方」(中経出版)

夏には発売予定です。


国語の成績が「3」だった僕が、10冊近い本を出すんだから、人生何があるかわからない。



そういえば、翻訳家の山川夫妻のところに、「どうやったら本を出せますか」って問い合わせが多かったそうです。


その時夫妻が答えたのは

「あなたが人生で本を出すことになっていれば、本を出すでしょう」


なるほど!

きっと僕はそうなってただけのことですね。



久しぶりに山川さんたちに会いたいな。

ホント優しくていい人たち。





そうそう、親は子供に勉強しろしろって言いたくなるけれど、どんだけやったって山川さんみたいな成績をとるのは、まず無理。

だってあの人、日本中で何番目かくらいにお勉強ができたんだから。

それなのに、いまは普通に淡々と暮らして、「あー楽しいなァ」って(笑)

勉強が嫌いだった僕も、おかげさまで、「あー楽しいなァ」です。



この先、なにがあるかなんてわからない。

そうなるようになっているなら、そうなっていくのでしょう。



それでいいじゃない。






   

  


Posted by Toshiro Abe at 16:23Comments(59)

2013年05月16日

何度でも、何度でも、

どのように見える人生も、なにひとつ無駄はなく、偶然もありません。

どのような人生の流れも、宇宙から見たら完璧です。

起こることのすべては、個別魂が自らの故郷を再発見するために仕掛けた壮大なトリックです。





昨日、息子さんや娘さんの人生を案じるコメントも寄せられていました。

でも、そんな彼らも完璧な流れの中にいます。

彼らの人生を信頼してください。

その上で、親として一番いいと思ったことをやっていけばいいのです。


あなた自身の人生も同じです。

いまのあなたがどのような状態だろうと、あなたも完璧な流れの中にいます。

うまくいったとか、いかなかったとか、それらはすべて流れの一部です。

出来事や状態に一喜一憂するのではなく、流れ全体を信頼してください。


流れは、気まぐれなものではなく、大いなる意志の計らいであり、その意志は「愛」で営まれています。


誰一人見捨てられていないことを断言します。

繰り返しますが、誰一人見捨てられていないことを断言します。



自らの内なる体験から、これらのことをあなた伝えるために、今日もこうして生きています。



あなたに、気づきの祝福が訪れますように。






   


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今月の講演会は、東京、大阪共に、満席のため受付を終了しています。

ご都合が変わられた方は、なるべく早くご連絡ください。

キャンセルが出るたびに、申し込みが可能になっていますので、参加ご希望の方は、時間をおいて試してみてください。
  


Posted by Toshiro Abe at 12:26Comments(116)

2013年05月15日

息子へ

うちの息子も大学4年。

周囲はお約束の就活に励んでいるそうだ。


しかし彼は、就活なんかにまったく興味なし。

就職する気はゼロ。


うんうん、それでこそわが息子。

父ちゃんは嬉しいぞ。



ところが大学の先生からは、とにかく就職するべきだと言われたとか。

そこには、就職率という大学側の都合もあるのだろう。

そんなことより、自分の人生を考えるんだ。



「社会勉強のために、いったん就職?」

そんな動機で社会に出たって、何一つ学べやしない。

烏合の衆になって、無難に生き残る術を身に付けるのがおちだ。



「社会人は働くべき?」

「べき」や「ねばならない」で行動したぶんだけ、自分をおろそかにすることになる。

それだけは父親として許さない。

腹が減ったら、何とか食い物を探すだろ?

それは食い物を探すべきだからじゃないだろ?

食いたいから探すだろ?

人生は、「べき」だから生きるんじゃなくて、生きたいから生きるんだ。


自分が好きなことをとことんやれば、その先に経済活動に結びつくアイデアが見えてくる。

お前が好きになったことを、同じように好きな人間が何千人に一人は必ずいるから、その人たちを喜ばす方向で起業していけば成功する。

その報酬は、給与の何十倍にもなってお前に返ってくるだろう。



父はお前を信じている。

好きに生きるがいい。


もし経済的に立ち行かなくても、それはそれで人生だ。

お前ひとりくらいの面倒は見てやれるから心配するな。

父も母も死んで、お金も無くなって、どうにもならなくなったら、そこからまた何とかすればいい。



人生に結果を求めるな。

結果など幻想だ。


人生はプロセスに過ぎない。

もし結果があるとすれば、それは「いま」だ。



「いまを生きる」

それが父から息子への遺言だ。












   

  


Posted by Toshiro Abe at 10:06Comments(173)

2013年05月13日

あなたへ

昨日の博多を最後に、ボブさんとのツアーが終わりました。

様々なイベントに、延べ2700人が参加してくれました。

応援してくれたみなさん、来場してくれたみなさん、ありがとうございました。


これから沖縄に帰って、溜まってしまったメールの返事を書いたり、ギターを練習したり、短い休暇を過ごします。



今日は、僕たち二人からあなたへメッセージをお伝えします。

期せずして二人の口から流れ出たものです。







私たちの意識は、様々な出来事を通して成長しています。

意識は成長することがあっても、決して後退することはありません。

もし前世のあなたが、歴史に名を残すような偉人だったとしても、その内面のレベルは、いまのあなたより高かったわけではありません。

今生のあなたは、いままでのどの時代のあなたより、もっとも高い意識を生きているのです。


そしていま地球規模で、量子的な意識変革の波が訪れています。

その波は、これまでの数万年分の変化を一気に超えていくことでしょう。

いまがその時です。


あなたは、あなたらしく、目の前の現実に心を込めて生きてください。

その現実が何であるかは、思っているほど重要ではありません。

重要なのは、どんな自分がその現実を生きているかです。

ただそれだけです。


あなたは祝福されています。








   


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ソロ講演会(いまここ塾)は残り席わずかです。

参加ご希望の方は、下記都市名をクリックしてください。


5月19日  大阪

5月26日  東京
  


Posted by Toshiro Abe at 10:05Comments(103)

2013年05月10日

究極の話

あるがままでいいと言われたって、

こんな自分で良いわけがない。


あんなことをした自分が、

こんな考えを持つ自分が、

こんな気持を感じる自分が、

このままで良い訳がないじゃないか。



でもね、

それらをやっているのはあなたの肉体と精神であって、それはあなたの乗り物であり、本当のあなた自身じゃない。

すべてのことは、やっていることではなくて、起きていること。

本当のあなたは、それらの事象を見つめているだけで、なんにもしちゃいない。

肉体と精神には、あらかじめ決められた筋書きがあって、それを忠実に、こなしているだけなんだ。


実際には本当のあなただけが存在していて、あとのことはスクリーンに映し出された幻影なんだけど、肉体と精神にすっかり同化してしまったから、そんなふうには思えない。

肉体と精神、いわゆる自我から見れば、こんな説法はただのナンセンスでしかないし、ツッコミどころは満載だ。



それでも繰り返しておこう。


本当のあなたは何もしていない。

事はただ起きている。


そのことを知った者はこう言うだろう。


  罪を憎んで人を憎まず





もちろん社会では、この真実は通用しない。

泥棒して、裁判所で、「やったのは私じゃない」と言ったって裁かれることになる。

でもそこで裁かれるのは、あなたの肉体と精神だから、結局は本当のあなたが影響されることはない。


本当のあなたには、いままで何一つ起きなかったし、これからも何一つ起きることはない。



これらのことを細胞の一つひとつで理解することを、

「夢から覚める」、「目覚める」って言うんだ。



本当の僕たちは、永遠の悦びであって、それ以外だったことは一瞬もないんだよ。


無理にわかろうとしなくてもいい。

いつか必ずわかるから。


いまはただ、「変なことを言っている奴がいるな」くらいでいいよ。


でもその変なことは、あなたを根底から救う力を持っている。


だからこれからも言い続ける。





    これでいいのだ!










   
  


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2013年05月08日

チャンチャン

人間稼業は不思議だなァ。

たった一つの事に気づくために、途方もない時間を旅しているんだから。



しかもその気づきときたら、

長編小説の大どんでん返しみたいなもので、


気づいてみれば、


「なんでこんなことに気づけなかったのか」

と思うと同時に、


「これは気づけないよな」

って、トリックの仕組みに妙に感心したりする。



その気づきとはズバリ、


いまの自分に何一つ付け加える必要はなく、


何一つ取り去らなければいけないものもなく、


まさにいま、

あるがままの自分が

「神」そのものだということ。


まさにいま、

すでにゴールにたどり着いているということ。




チャンチャン!








ボブさんとのコラボ講演会、とても楽しんでやらせてもらっています。

でもコラボ講演会が続くと、独演会、いやソロ講演会もやりたくなります。


コラボの時は、聞き役に回ることが多いので、話したいことが溜まってしまうのです(^^;)

そんなわけで、今月のソロ講演会を、我ながら楽しみにしています。


何百回もやってきたけれど、伝えたいことはたった一つです。



今月は以下の2都市です。

参加ご希望の方は、都市名をクリックしてください。


5月19日  大阪


5月26日  東京








   
  


Posted by Toshiro Abe at 08:47Comments(57)

2013年05月06日

瞑想について

このブログでは2600回にわたり様々な知識を提供してきましたが、本当に大切なのは知識ではなく、瞑想の実践による体感と理解です。


しかし、瞑想ほど誤解されているものもありません。

「瞑想とは何か」を知らずに瞑想している人がたくさんいます。

一方で、知っているつもりで間違った努力をしている人もいます。

指導者や長年修行をしている人の中にも見受けることがあります。




この画像は結跏趺坐を組んで正しい姿勢で瞑想していますが、姿勢は絶対条件ではありません。

むしろ自分が一番楽な姿勢でリラックスできれば、横たわらならない限り、そのほうが効果的です。

現代人は椅子に座ったほうが楽だったりします。



僕も最初は誤解していました。

一生懸命瞑想していたのです。


瞑想は行為ではありません。

瞑想は無為です。

自分側からできることは、何一つないのです。


眠りと同じです。

眠りは行為ではなく、彼方から訪れる「状態」です。

瞑想もそうです。


最初のうちは、眠ってしまったような錯覚を覚えます。

瞑想中に体がガクッとすると、「あっ眠ってしまった」と思うのですが、実際には眠っていません。

眠ったのは身体だけで、意識は残っているのです。



僕自身は、OSHO瞑想や、その他多くの瞑想法に出会い実践してきましたが、最終的にこれだと確信した瞑想をやっています。

それはボブさんが推奨しているからではなく、もし他にもっと優れた瞑想法が見つかれば、迷わずそれを実践し、みなさんにもお勧めします。

そのことをボブさんに話したら、「僕もそうする」と笑っていました。


優れた瞑想の定義は、誰にでもできて、副作用がなく、朝晩2回一定期間続ければ、幾多の変化を実感できることです。

さらにはエンライトメントが早まり、人生の質が向上することです。


もちろん、怒りなどの感情が、まったく無くなるわけではありません。

それらは人間という有機体の一部だからです。

しかし、その回数が減り、長続きしなくなります。


瞑想については、いくら書いても書ききれないので、いまHPを制作中です。

僕の話を聞いて実践してくれている人のアフターケアにもなって、瞑想をしたことがない人にも正しい知識が伝わるような内容にしたいと考えています。




ボブさんとのツアーも後半に入りました。

すこぶる元気です(^o^)






   


・・・・・・・


明後日5月8日の沖縄講演会は、残り席が僅かです。

参加ご希望の方はコチラからお入りください。
  


Posted by Toshiro Abe at 11:47Comments(104)

2013年05月05日

壊れたラジオ

たったひとつのことが頭から離れないってことないですか。

たとえば、誰かがあなたに言った一言。

「あなたって、ホントに○○なんだから」


あるいは、目の前に立ちはだかる問題。

お金の事とか、健康の事とか、人間関係とか・・・


それらはある意味事実なのですが、僕たちがその事実を「解釈」したとたん、自分流の物語の一部になります。

解釈の仕方は無数にあるのですが、自分の見方だけが正しいと思ってしまう・・・と言うより、それ以外の可能性が見えなくなってしまう、それが思考の性質です。



今日は、あなたが一番考えがちな「あのこと」だけは考えないようにしてみませんか。

「あのこと」が頭の中に出てきたら、考えを変えるのです。


本当は考えを変えるのではなく、考えそのものを止めてみるのがいいのですが、これは難しいので、思考放送のチャンネルを変えてみましょう。

止めることも、そのうちできるようになります。



そう、思考は壊れたラジオみたいなものです。

スイッチが壊れていて切れません。

チューナーが壊れていて気まぐれです。

しかも何度も同じ放送を繰り返します。


そのことがわかったら、せめてチューナーを直して、チャンネルの主導権を持ちましょう。





たいていのことは、考えなくてもいいことばかりです。

僕の観察では、一日合計、1時間も考えれば十分です。

後の時間は、タリラリラ~ン♪



僕が幸せに生きている秘訣は、


「嫌なことは考えない、以上!」


です(^o^)



今日は大阪にいます。

常宿のこのホテルは北新地にあるのですが、さすがに連休中はひっそりとしています。


みなさんは、どんな連休をお過ごしですか。

いずれにせよ、タリラリラ~ンで楽しくやりましょう。








   
  


Posted by Toshiro Abe at 09:19Comments(70)

2013年05月04日

空(くう)への誘い

少し前までは、瞑想目的に会館を借りようとすると、「宗教??」みたいな目で見られました。

それが、最近になって急に市民権を得てきたように思います。


瞑想セミナーに多くの参加者が集まるというのは感無量でした。

金田一さん、これはもはや事件です(^o^)





日常性を離れて、不思議な感覚を体験するというのは、自分の中にはまだたくさんの可能性が眠っているということを発見するチャンスです。


実際、こんなに気持ちがいいものはなく、続けていけばストレスや不安が解消され、心身ともに健全になっていきます。

かく言う僕の人生は、瞑想によって変わったと言っても過言ではありません。


瞑想を、修行というようなイメージから、娯楽のイメージに変えていくのが、これからの自分の役目だと思っています。








   
  


Posted by Toshiro Abe at 09:09Comments(49)

2013年05月03日

ぶれないで

ワーイ、楽しいなァ


ウェーン、悲しいよォ


シクシク、淋しいよォ


ギンギン、気持ちイイ~



だけどさ、全部過ぎていくんだよね。

何事も、体験している時、それはすでに後姿。


どんな幸せも、どんな悲しみも、長くは続かない。

みんな過ぎていく。





でね、そこに残るものがある。

それらのムードを見送る自分自身だ。


それだけは本物。


もし今日一日、来ては去っていくものに心を奪われず、いまここにある中心に意識を据えていられたら、あなたは今日一日、正真正銘の覚者(ブッダ)だよ。



よい連休を(^o^)/






   


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沖縄の斎場御嶽参りは、募集人数(50人)に達したため受付を終了しています。

キャンセル待ちの方が複数いらっしゃるので、都合が悪くなった方は早めにご連絡下さい。

  


Posted by Toshiro Abe at 08:53Comments(40)

2013年05月02日

斎場御嶽への誘い

沖縄のみなさんにお知らせです。

ボブさんが今回の沖縄滞在中に、聖地を訪れ、沖縄をより深く感じたいとのことで、以下のイベントを企画しました。

5月8日(水) 

13時から斎場御嶽お参り

14時半から、「くるくま」にてボブさんレクチャー

16時終了予定。

参加費は1000円です。


平日の午後ですが、参加ご希望の方は、会社に一言「用事」と言っていただいて(笑)、コチラからお申し込みください。


たったいま、くるくまの仲本社長に電話して、当日、仏像の間をお借りできるか聞いたところ、近々僕が必ずここを訪れることを、とある方から聞いていたそうです。

僕はつい先ほど、この企画を思いついたのに不思議です。

ちなみにこの仏像たちは、海外からやってきた、ものすごく大きくて素晴らしいものですが、仲本社長曰く、僕(阿部)のためにここに安置しているという、なにやら不思議なご縁で結ばれているもののようです。


僕はこういうことはよくわかりませんが、何かの見えない糸で結ばれているのだと思います。


沖縄での講演会は、同日19:20から、浦添市てだこホール市民交流室です。

お申し込みはコチラから。








   
  


Posted by Toshiro Abe at 12:20Comments(25)