2019年12月15日

「ア・コース・イン・ミラクルズ」(奇跡のコース)

先日の阿さんとの対談に、飛び入りしてくれた香咲弥須子さん。

NYで「ア・コース・イン・ミラクルズ」(奇跡のコース)を教える日本人女性だ。


ア・コース・イン・ミラクルズというのは、コロンビア大学の心理学者が1965年に、イエス・キリストと思われる存在の声をキャッチし、自動書記のようにして書き留めた、「テキスト」・「ワークブック」・「指導者用マニュアル」の三部作だという。

まるで仏教の三蔵のようだが、この内容が実に面白い。


早い話が非二元(ノンデュアリティ)であり、絶対他力の真実を一歩もズレることなく解説している。


実は数年前に日本から発売された翻訳本の「ア・コース・イン・ミラクルズ」を出版社からいただいていたのだが、あまりのページ数と難解な表現に、ほとんど読まないまま書庫に眠っているという状態だった。


そこに、昨年沖縄で講演会を開いた香咲さんが、対談者として僕を指名してくれてお会いしたのがご縁となった。

実はあまり興味が持てなかったのだが、つい引き受けてしまったことで渋々出かけていったのだ。


ところが彼女が話す内容を聞いて、

「なんじゃこれは?!!」

となった。


さっきも言ったように、真実から1mmもズレていない。


最初にキャッチした言葉は


「実在するものは脅かされない

実在しないものは存在しない

ここに神の 平安がある」


というものだそうだ。

確かにこれ以上の真実はない。


簡単に解説すれば

空(くう)こそが実在であり、現象界(色)で何が起きても、誰一人決して影響されたり脅かされたりしない。

したがって徹頭徹尾

「大丈夫だ」

ということだ。


これは原罪を説くキリスト教とはかけ離れた声明のなので、相当な抵抗にあったと思うが、それでも真実は揺らぐことはない。



彼女は言う

「いままで学んできたことを全部取り消しましょう。

あなたが自分だと思ってきたものは真実でないどころか、存在さえもしていません」


僕から言わせると、女性特有の率直さの中に凄みさえ感じさせてくれる。


「ア・コース・イン・ミラクルズ」(奇跡のコース)


人生、出会うべく人には必ず出会う。

しかも一瞬早からず遅からず。


日本とNYとの距離はいかんともしがたいが、いまの時代は簡単に対談できてしまう。

そんなわけで禅サンガの講師としてお迎えしているわけだが、来期以降はさらに彼女の活躍の場を増やしていきたい。


メッセージそのものは僕が長年発信してきたことと同じだが、違う文化を背景にすると厚みが出てきて説得力が増してくる。


これからの人類に必要なのは、ズバリ「真実」であり、「真実もどき」はもうおしまいだ。

真実だけが人を救済し、本当の幸せに導くことができるから。



今日はわずかな時間で一気に書いてしまった。

このまま載せることにします。

大阪のホテルにて。


・・・・・・・・


【お知らせ】

2020年の年明けは、博多から活動をスタートします。

自己流ではいまいち瞑想の実感が持てないという人はいらしてください。


1月12日15時

博多ハートマントラ伝授


1月18日15時

東京ハートマントラ伝授


詳細はコチラから






Posted by Toshiro Abe at 10:25│Comments(25)
この記事へのコメント
いつもありがとうございます
天河神社のイベントに参加しました。
直接、阿部さんのお話を伺い
宮司さんのお話を伺い、
あれからずっと、誰かが
いつも近くで応援してくださっているような
力強く支えてくださっているような
そんな心地の良い感覚があります。
毎日ブログを楽しみにしています。
いつもありがとうございます。
Posted by グラミーハウス at 2019年12月15日 10:48
宇宙全体が実在です。

宇宙全体という実在の中で
宇宙のすべての現象が生じては滅しています。

生じて滅する現象に対する執着を手放していき
永遠に果てしなく広がる宇宙全体をハートから感じるほど
永遠に果てしなく広がる平安をハートから感じることができます◎

永遠の真実とは永遠の平安です◎
Posted by 大空(おおぞら)大空(おおぞら) at 2019年12月15日 10:56
最初にキャッチされた言葉が全てを表していますね!

これ以上何もいらない。
Posted by まぁるいこころまぁるいこころ at 2019年12月15日 11:13
>簡単に解説すれば

>空(くう)こそが実在であり、現象界(色)で何が起きても、誰一人決して影響されたり脅かされたりしない。

>したがって徹頭徹尾

>「大丈夫だ」

>ということだ。

>これは原罪を説くキリスト教とはかけ離れた声明のなので、相当な抵抗にあったと思うが、それでも真実は揺らぐことはない。

>彼女は言う

>「いままで学んできたことを全部取り消しましょう。

>あなたが自分だと思ってきたものは真実でないどころか、存在さえもしていません」

とのことですが、

>「いままで学んできたことを全部取り消しましょう。

とは、『原罪を説くキリスト教』も含めてでしょうか?
だとしたら、何故『原罪を説かないキリスト教』が広まってな・・・おっと誰か来(ry
↑こーいうことですかね?(汗

こういう話を表立ってできる時代になってきたのかなぁ~、ほんとかなぁ~~~???
と、特に敬虔な信者でもない自分でも気になります(笑)

ますます面白くなってきました。
Posted by ただの「自分」 at 2019年12月15日 11:33
いろいろな方が、同じようなメッセージを同時に発信されているのは、面白い現象ですね!

自分という存在の本当の正体が明らかになれば、疑問はすべて消滅し、心は解放され、自由になりますね♪

ここに在るのは、平安、静寂、そして至福。。

自分がやっているようで、本当はそんな自分はいませんが、これからも楽しんで、活動されて下さいね(^^)
Posted by 人生はミラクル♪ at 2019年12月15日 11:34
「奇跡のコース」は、本質をついているとは思いますが、膨大なテキストの中には、恐怖心をあおるような、二元的な表現も含まれているように思います。「コース」を教えるアメリカのティーチャーに出会い、しばらくの間一緒に過ごしましたが、カルト的なものがあると感じ、離れました。あくまでも個人的な経験、感想ですが、今は「コース」アレルギーになってしまっています。
Posted by Freespirit19 at 2019年12月15日 11:50
「奇跡のコース」は ずっと気になっていて
できるだけ易しい導入バージョンの書籍や
漫画バージョンを読んだりしたものの
キリスト教的な風味や独特の言語が難しくてお手上げ状態でした。
「理解には一定の知性を要求されるかもしれないが、コースは真実への道の一つに過ぎないのだから
あなたに合った道を選べばいいのだ」というような解説もあり諦めかけていた時の香咲さんの登場でした。

真実を垣間見る体験を持たないと
なんとなく香りに引き寄せられて近くまで来ても
周辺をウロウロするしかないという状態でした。

阿部さんが原始人にも解るように繋いでくださるんじゃないかと期待でゾクゾクしています。
よろしくお願いします!
Posted by ぱたぽん at 2019年12月15日 11:53
Freespirit19さん

気持ちはよくわかります。

どんな教えも誰が介するかでまったく違ってしまいます。

日本の新興宗教にも見受けられますが、真実を団体の都合のいいように歪曲してしまう傾向はいまに始まったことではありません。

僭越ながら、宝を宝として紹介できる媒介でありたいと思っています。
Posted by Toshiro AbeToshiro Abe at 2019年12月15日 12:40
聖書の中で「原罪」と覚しき記述があるのはを旧約聖書で、その中でも創世記のアダムとイヴが犯した過ちに起因していると思われます。
イエス・キリストのことが書かれている新約聖書には、原罪のことなど微塵も書かれていません。
イエスは、ただ神のことを語っただけで、そして自らは神への帰依のお手本を私たちに示されただけです。
その後、キリスト教として布教されていく中で、旧約聖書の原罪という観念が取り込まれて行ったのでしょう。
罪深き人間像は、「神と人間」という対峙の中でしか、神が存在できなかった古い時代の象徴的な産物と言えるかもしれませんね。

しかし、神聖なる神と罪深き人間の時代は終わりました。

私たちは、本来は神なのです。
ただ、そのことを忘れてしまっているだけです。

新しい時代は、多くの人が、自分が本当は誰なのか?を思い出す時代になるでしょう。

真実はひとつしかありません。

同じようなメッセージを語るメッセンジャーの方々が同時に現れたということは、多くの人に、その真実が明らかになる時代がやって来ようとしているというひとつの証なのかもしれませんね。

これも、きっと、神のご計画なのでしょう。
この世のすべては、あるがまま。
さてあらん、ですね。
Posted by さてあらんの時代 at 2019年12月15日 12:53
今まで阿部さんの講演会に参加しながら、香咲さんのセミナーにも参加したことがあり、先日の阿さんとの絶対他力に、香咲さんに思いがけずお会い出来てとても嬉しかったです。
奇跡のコースのワークは数年前にレッスン50くらいまでで中断し、今年再チャレンジしましたが、やはり同じくらいで中断してます。
今はチンメソというのに、取り組んでいます。
「存在の真理と引き寄せの法則」に参加させていただきます。
Posted by たけみ at 2019年12月15日 13:28
わたしも簡単そうなACIMの本を見た(あくまで見た(笑))ことがありますが、難解すぎてさっぱりでした。頭が疲れるだけです。

>空(くう)こそが実在であり、現象界(色)で何が起きても、誰一人決して影響されたり脅かされたりしない。
>したがって徹頭徹尾
>「大丈夫だ」
>ということだ。

これに尽きてる気がします。このことを角度をかえて、表現したりしてるだけですよね。そうしたほうがわかりやすかったりしますので。
阿部さんがブログで書き続けてきたこと、本で表現したこと、講演でお話しされたことは、ACIMが登場しようがなにが登場しようが、1ミクロンも真実からズレてないですもんね。
Posted by 結衣 at 2019年12月15日 13:40
奇跡のコースのダイジェスト版みたいなのを瞑想と並行してます。奇跡のコースの言葉は受け入れるまで少し難しい感じでしたが、今は楽しんでます( 'ω')
Posted by 向山 at 2019年12月15日 14:11
全て、~”ごっこ”や、そのように ”する”こと・ように、形成されたプログラムでもあるということを~

~見極められるマインド+意識になれると、揺るがない自由に寛ぐことが起こりますね。

しかし、そのように ”する”こと・ように形成されてしまっやマインド+意識でも、見破ることが~起きない・必要ないプログラムも大多数ありますし、

宇宙や、自然は、そういうものの集まりで、それゆえ、現象として起こされて、営まれてもいるわけでもあるようですから、

違和感にこだわったり、矛盾を感じたからといって、いつまでもそれにコミットメントし続けたりするのは本質に移行したいはずなら?

もったいないですし、

それこそ、~”ごっこ”にハマっている状態でもありますしょうね。。
Posted by -y-beーー at 2019年12月15日 14:21
かなり以前ですが「奇跡のコース」は、多くの人が絶賛?していたのでちらっとネットで調べましたが・・やはり私の理解力では難しく、というかあの翻訳口調が生理的にだめで(多くの海外書籍がどうしてもだめ)
あきらめて久しかったです。

阿部さんがわかりやすく日本的に解釈してくださるんだとうれしいかも。

今日は、今ここにいきるため、数か月ぶりに休んでいたそば打ち教室にも行ってきました。けっこう><久々のそば打ちは難しかったですが、いろんな方と話して楽しい気持ちになれました。感謝。
Posted by さつき姫 at 2019年12月15日 14:47
阿部さんいつもありがとうございます。

奇跡のコース、先日初めて知りました。
非二元をいろいろな人が説くこと、おもしろいです。

でも、私は奇跡のコースの雰囲気、苦手に感じました。
先日の阿さんとの講演会に伺ったときにはじめて聞いて、ご自身の体験談などには引き込まれてしまいましたが、話しの進め方が90年代ごろに私が参加した自己啓発セミナーに似ている感じがしました。多分それはアメリカのものを日本版にしていたかと思います。

今の私のレベルでは、いろいろなセミナーを聞けるレベルにはなっていないのだろうと思います。
わたしは阿部さんや阿さんなどを通して聞いていきたいなと思ってます。あくまで私自身の個人的な感想です。
ブログの更新楽しみにしています。
Posted by aya at 2019年12月15日 19:35
スピーカーが誰であろうとも、話されている真理は同じ。
私は阿部さんは信頼していますが、他の方々は補足的な感じで、お話を聞いています。波長が合う、無理腑に落ちなくてもいい、読んでいても聞いていても無理がない事が根底です。

だから、阿部さん、
ありがとうございます。
理屈はないです。
感覚ですかね?
Posted by フミフミ at 2019年12月15日 19:46
カニ肉とカニもどきの違いは歴然としているが、
イクラとイクラもどきの違いは、わからない人もいるようだから、
ホンモノとニセモノの違いは、簡単にわかるようでいて、簡単にはわからないことはけっこうある。

確かに、食べたイクラもどきをイクラだと信じて疑わない、このことには、何も問題は無い。
(本人がそう信じ切っている場合、その人にはイクラもどきで充分なのだから)

それでは、「真実」と「真実もどき」の場合は、どうだろう?

何を「真実」だと思うか?信じるか?は、その人の感性によって決まってしまう部分もあるのだろうが、大抵の場合は、イクラやカニ肉のように、ホンモノかニセモノかは、実際に味わってみないとわからないことが多いと思う。

「真実」は、目に見えない世界のことだけに、
ホンモノかニセモノかの真偽を判断するには、ある種の審美眼的な感性が必要と言えるかもしれない。。
Posted by この世は玉石混淆 at 2019年12月15日 22:30
山の頂上に到着する方法はいくらでもあるように『真実』にたどり着く方法や表現も色々あるなぁ〜って感じています。

私は『本当の自分』と同調して重なった時は 外側で起きるストーリーには影響されず 自分の内側から湧き出る 何とも言えない安心感と至福感に包まれます。
この時は願望も思考も手放して とってもスッキリ軽やか〜
『生きているだけで幸せ〜』って思います。

けれども この状態がずっと続く訳ではなく 時々 『本当の自分』とズレてしまう事もあり〜
アタマの中で思考がぐるぐる回ってしまいます。

でも以前と違う所は
『アッ!又 思考が湧いている。以上』と客観視することが出来るようになったことです。

随分 ラクに生きれるようになりました。
Posted by Atsumi at 2019年12月15日 22:59
色々いろいろ我慢しすぎたのか、人生に絶望感を感じてなかなか抜け出せなかった。つい最近まで。

最近は安部さんの事を一日中考えてしまっています(あっ、ブログの内容です)そして今日の記事はこれこそ本当というより真実で、私の求めていた事だと胸に沸き上がるものがありました。
損得勘定で生きて来たし、人のする事に否定的にジャッチして、不安から判断して物知りの振りしてきたし、少し前まではこの様な親に育てられたからだとか。何だか私の内側を断捨離した気分です。お陰で睡眠薬なしで眠れるようになりました。ごく軽い薬でしたけれど。不安が無くなって来たのでしょう。良い感じです!

安部さんとこのご縁に感謝(^_^)
Posted by shon at 2019年12月16日 00:20
香咲弥須子さんは、真理の探究の日本語訳書籍を物色しては読み漁っていたころに知っていましたが、

「ア・コース・イン・ミラクルズ」の題名や、少し読んだイメージが、現代人特有の?自分の幸せだけに焦点を当て、求めるだけの指南書にうかがえまして、

まったく、惹かれず、詳しく読みたいと思ったことは一度もありませんでした。

しかし近年、何かのきっかけでホームページなど拝見して、思い込みが払拭されたり、そのご活躍の規模に驚かされた覚えがあります。

先日の香咲弥須子さんの飛び入り対談?に参加すれば良かったと、ちょっとだけ後悔しました。
Posted by -y-beーー at 2019年12月16日 04:15
純水のボトル濁った水のボトル、飲むのは勝手ですが身体には否応なく浸透していきます。嗜好もあるかもしれません。エスプリ効かせてたまに添加物など。ラベルはアイドルの写真がトレードかも。
選ぶは観察、洞察、判断です。真実とは何かの精査から入らないとただの。
Posted by がんもどき at 2019年12月16日 07:46
奇跡のコースの簡単な解説本?的なゲイリーレナード氏の「不死というあなたの現実」3部作+1作(計4冊)を愛読しております。
読みやすくて素晴らしい本です。
何度も読み返しています。
Posted by たけし at 2019年12月16日 08:30
模察と申します。

初めてACIMに触れた時、まるでチンプカンプンでした(笑)
キリスト教のバックボーンが皆無だったためか、
神と聖霊と神の子の関係、特に聖霊がわかりません。

ある時気付いたのは、聖霊とは「雲黒斎さんの"雲さん"と同じではないか」でした。
俗に言えば、聖霊とはハイアーセルフ。
神の子とは、エゴ(自我)
ハイアーセルフは、エゴとは対極に位置する観念であり、
"雲さん"さんがいつも黒斎さんの偏った見方とは対極の見方を提示するあの役回り。

聖霊も神の子は、一元である神から生まれた二元で、聖霊と神の子の協同作業で
いままで学んできたことを全部取り消しながらで、神へと還るワーク(実践、修行)が
ACIMではないか....

と、勝手な解釈ですが、最終的には神と聖霊と神の子は三位一体なのだから、
「まぁいっか♪」となり、ACIMに深く入ってません(汗)
Posted by 模察模察 at 2019年12月16日 10:41
先日の阿さんとの絶対他力の対談行きました。
その時に「ア・コース・イン・ミラクルズ」をベースにした、他の方が書かれた本がちょうどカバンの中に入っていました!
「奇跡のコース」のことを調べたり、友達ともよく話題にしていたので、飛び入りされた香咲弥須子さんに大興奮でした。とても素敵な方で引き込まれました。
今後また香咲さんのお話しきけるを楽しみにしています^_^
Posted by asata at 2019年12月16日 18:45
今日とぼとぼと家路についていた時に

「あ、ホントだ。
自分というものは実在してないじゃないか。
あ、ホントだ。
悩みというものも実在していないじゃないか。
実在っていうのは、今、ここにあるこれしかないじゃないか。」

というような意識がやってきました。


香咲さんのおっしゃっていた

実在は脅かされない。
実在しないものは存在しない。
ここに神の平安がある。

先日の講演会では、イマイチわかりませんでしたが、今日のこの体験から、あ、そういうことなのかな?と思いました。
Posted by たろー at 2019年12月20日 22:03
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