2007年03月27日

常楽我浄 7

常楽我浄 7

今朝は宇宙の目線から見た「楽」について話をしたら、こんなことを書いてくれた人がいた。


>身も心も生まれては消えていく単なる現象


まさにそのとおりって思う!

この言葉を拝借して、次の一字「我」の説明に入っていこう。




>身も心も生まれては消えていく単なる現象



それは海に生じる波のようなもの。


波は海面に無数に生じるが、二つとして同じ波はなく、すべて形も大きさも微妙に違っている。


その波同士が、隣の波と比べあい、競い合い、よりよい波になるために、生きている間、絶え間ない葛藤をしているのが、人の人生。


生じた波はいつか必ず消滅するときが来る。

それを知っている波は、なんとか自分の寿命を延ばそうと、その形にしがみつく。

そして日々消滅を恐れている。



どんな努力も自然の摂理には勝てず、遅かれ早かれその波は消滅する運命にある。



ところが消滅した波は、初めて大きな気づきを得るんだ。


「なーんだ、自分は波としての自分にしがみついていたけれど、本当は海そのものだったんだ。

波(自分)はたんに海(全体)の運動現象にすぎず、それは実体じゃなかった


本当の自分は海そのものだったんだ。

自分は全体・神・宇宙そのものだったんだ」



ブッダからの目線では、その海である自分を「我」と呼ぶ。




「常楽我浄」





さ、あとは「浄」の一文字だね。








Posted by Toshiro Abe at 15:44│Comments(4)延命十句観音経
この記事へのコメント
はじめて書き込みさせていただきますが、ブログが毎日楽しく見させていただいてます(*^^*) ・・・で、時々私のブログで紹介させていただいたり、勝手にお気に入りにいれたりしていますが、今日も「かんながら」さんのブログを勝手に記載していたら子供達に「勝手にそんなことしちゃいけんのよ」と注意を受けました(泣) もうしわけありません! もしお許しをいただけたら嬉しいですが、やはりいけないことなのでしたら、今後やめますのでおっしゃってくださいませ☆ お忙しいのにもうしわけありません(*^^*) 

追伸
私の紹介で阿部さんのブログを読み出したブログ友達もいますので申し添えます♪  

いつもいつも素敵なお話ありがとうございます☆ 感謝しています~♪
Posted by みや☆心に花が咲いた at 2007年03月27日 16:26
(。・ρ・。) なるほど~!
海の喩えは解り易いです。
Posted by 檸檬 at 2007年03月27日 18:13
初めまして。
先日からやたら気になって、スーミーしておりました。
海のたとえ、とても分かりやすかったです!
ありがとうございました。
Posted by pyo at 2007年03月28日 12:54
格闘家の須藤元気さんが、
「We are all one 私たちはすべてひとつである」
といっていますが、
このことでしょうか?
Posted by 世忍 at 2007年03月28日 18:30
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