かんながら

ご無沙汰しています。

不思議だね。

毎日ブログを書いていた頃は、毎日書かないと何かが欠けた感じがしたものだった。

ここに言葉を綴ることの大切さを感じていたんだと思う。


いまは逆だ。

言葉はもういらない。

いかに言葉を捨て去るか、これに勝る幸せなどないから。


あらゆる苦悩は言葉によってできている。

起きている現象そのものに苦悩は存在しないのに、その現象を言葉で解釈し所有したときに、苦しみが生まれるのだ。


ある段階までは言葉が必要だろう。

社会に適応するためにも、真理のありかを知るためにも、自分の意思を相手に伝えるためにも、言葉は役に立ってくれる。


でも人は必要を超えて言葉を持ち運ぶのだ。

そしてそれらの言葉で作った世界を「現実」だと信じ込む。

真理さえも言葉で所有できると思っている。




今日も朝から爽やかな時間が流れている。

長い人生でこんなに毎日幸せを感じていた頃を他に知らない。


おかげさまで活動は順調だが、いつかまた滞る日が来るかもしれない。

そんなことに幸せを預けていたら心休まる時間はないだろう。

これからもこの成功を維持するために、あれやこれや考えなければならないから。


そうやって言葉たちの海にハマれば運の尽き。

この幸せ感はどこかに消えてしまうだろう。






僕が幸せなのは、言葉を捨てきった時間が増えているから。

このことを達成できた理由は瞑想しかない。


いままでも同じことを伝えてきたけれど、人生で最も大切なことは瞑想習慣だと思う。


分る人には分かるし、分からない人には分からないだろう。

でもそれでいい。

だって誰かを説得したいわけではないから。


僕はただ、この素晴らしい人生への恩返しに真実を表明しているだけだから。



言葉を忘れなさい。

もちろん僕の言葉もだ。

そして言葉と言葉の間の実存を感じようとするのだ。



ひとたび言葉やマインドがなくなれば、人は完全に我が家に帰って寛いでいる。

「おかえり」

「ただ・いま」


言葉が消えた時だけ「いま」の恩恵が降り注ぐ。



長い旅だったね。

僕のそばにいなさい。


もう大丈夫だよ。