かんながら

「時間は存在しない」という昨日の話ですが、このことを理解するのに、いくら頭で考えようとしても無理です。

思考は、過去と未来に依存し、「いま」の中では存在することができないからです。


思考こそが、過去であり未来です。

思考こそが、時間という幻想を作り出している犯人です。

思考こそが、自我そのものなのです。


このことをより深く理解するために、今日はみなさんから頂いたコメントを題材にして話してみます。



ゆーきーさんからのコメント

昨日「時間は存在しない」というお話をうかがって、「そうだよな、いましかないんだよな」と思ったものの、しばらくすると、「たのしい『いま』もあるけどさ、たのしくない『いま』もあるじゃん。
つまらない『いま』に集中するより、たのしい週末の予定立てたり、たのしかった過去のこと思い出してるときのほうがいいこともあるよ」という考えが・・・。



他にも同じように考えた人がいたかもしれません。

僕もそう考えていた頃があります。

ところが、一瞬でも「いま」を知れば、そんな考えはどこかに吹き飛んでしまいます。


つまらない「いま」などありません。

つまらないとしたら、まだ「いま」にいないのです。

きっと「つまらなくする考え」の中にいるのでしょう。


自分を取り巻く現状を考えるのと、「いま」を生きるのはまったく違います。

現状は過去に作り出したものであり、それがこれからの人生に影響すると考えているから、つまらなくなるのです。


「いま」というのは、いまこの瞬間のことです。


あなたはいまこのブログを読んでいます。

まさにこの瞬間に、問題があるでしょうか。

１秒後でもない、まさにいまこの瞬間の中にいれば、問題は消え去ります。

そして実際には、ずっとこの瞬間が続いていくだけです。


これから先も、自分が現状だと思っている世界で生きていくと考えて、ブルーに入っているのかもしれませんね。


何かしら、自分の思いどおりにならないことが起きているのでしょう。

人生とはそういうものです。

その出来事や状況を拒否しているから、不幸な気分になるのです。

そんな気分に浸ると、「いま」から気を逸らすことになります。

「もっといまよりよくなるはずだ」という楽しい予定に気持ちが行ったきりになり、相対する「いま」を否定するので、いつまでも不幸な気持ちが続いていくわけです。

たしかに未来への希望は、気持ちを楽にしてくれるように見えますが、実のところ、その未来を生きているのは「いま」と同じ自分であり、その未来も来てみれば「いま」なのです。



いままで自分がどんな人であったかとか、いままで何をしたとかしなかったとか、何を考えたとか考えなかったとか、そんなことと「いま」は何一つ関係ありません。

「いま」は、あなたの現状や記憶を超えたところにあります。



話について来ていますか(^o^)


過去の記憶（印象）で、せっかくの「いま」を染めないようにしましょう。

全ては新しく生まれ続けているのですから。



「いまを生きる」

このことの本当の姿がわかれば、それがゴールです。


ゴールはいつも、「いまここ」にあります。




シバさんからも同じようなコメントが寄せられていました。


以前に阿部さんは、今を生きれば苦しみが消えると言いましたが、今の私は今の苦しみに圧倒されています。
せめて未来に希望を持って生きるのがせめてもの救いです。
こんな私に何かアドバイスいただけますか。


今日のこの記事で、何かアドバイスになりましたか？

今の苦しみに圧倒されているのではなく、今のあなたの考えが作る苦しみに圧倒されているのです。

「いま」には苦しみなど入り込む余地はありません。

勇気を持って、「いま」という瞬間の中で生き始めてみましょう。

その時、あらゆる苦しみは霧のように消えていきます。





この話題はとても重要なので、これからも様々な角度から説明していきます。





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さて前々からお約束していた、「あの世に聞いたこの世の仕組み」の雲黒斎さんとのコラボ講演会の詳細が決まりました。

４月４日に東京で行います。


昼の部と夜の部がありますが、昼の部のテーマは、まさに今日の話題にもつながる「いまここにある目覚め」です。

夜の部では、これから急速に変わっていく世界や人類の流れをテーマに「アセンションに向かって」というタイトルでお話しします。

先日の沖縄でのコラボも大成功でしたので、すっかりその気になっている僕たちです。


詳細はコチラです。



また翌日の４月５日は、関西地区で初めての「いまここ塾」を開催します。

昔、方広寺で「いまここ塾」をやっていたころに参加してくれた皆さんも関西にはたくさんいるので、再会が楽しみです。

「いまここ塾 in 大阪」



お会いできるのを楽しみにしています。