2008年07月08日

「いま」について

「いま」について


ここには何でも思ったことが書けるから嬉しい。


そしてそれを理解しようとしてくれる人がいる。

お体裁ではなく、お付き合いではなく、本当に理解しようとしてくれる人たち。



今日もそんな人たちから勇気をもらいながら、思っていることを書いてみます。





年齢とともに自分がどれだけ変化しても、自分の最奥で何も変わらずあり続ける「自己感覚」の話をしましたよね。

そのことで、「神=自分」とか、「すべてはひとつ」といった言葉の意味がわかったという人もいたでしょう。


たったひとつの感覚に気づくことで、それ以外の真実がまるで霧が晴れるかのように見えてくることがあります。


今日もそうなるといいのですが・・・




またちょっと新しい感覚を働かせて、僕の言うことを捉えてみてください。


それは時間についてです。



「いま」という言葉はすべての真実のキーワードですが、いままでもこれからもずっと「いま」だということはわかりますね。

「いま」以外の時間はないし、僕たちは「いま」以外に存在することはできません。



それでは、あなたの印象的な思い出のシーンを呼び出してください。


それが起きたのも「いま」だったんです。

その時の「いま」と、いまの「いま」では、なにか変わりがあるように思いますか。


たしかにあなたの年齢や周りの環境や出来事自体は違うでしょう。


でもその時の「いま」と、いまの「いま」は、まったく同じものなのです。



記憶という現象のせいで、あの時の「いま」がいまとは別のところにある「かつてのいま」のような気がして、それを分離独立させてしまいますが、この世にそんなものはありません。


ただ「いま」があるだけです。



それは深い瞑想の中ではっきりとわかります。


心の奥底に沈んでいって、表面のざわめきがまったく消えた深い境地の中で、はっきりと時間の真実を自覚できます。


「いま」しか存在していない。


全ての過去も、全ての未来も、今まで生きた全ての人も、これから生まれてくる全ての人も、いままで起きた全てのことも、これから起きるであろう全てのことも、全部「いま」の中で同時に存在しているのです。



それがわかると人生観が大きく変わります。

「過去から未来へ」という水平の生き方から、「いまここ」という垂直な生き方に変わるのです。




僕たちはいつだって平等のチャンスを与えられています。

いまどのような自分で生きるのかという、あらゆる可能性が与えられているのです。



いままでがどうだったかなんて、大した問題じゃありません。

「いま」新しく生き直せばいいのです。




人生とは、どこかに向かう果てしない旅ではなくて、「いま」というゴールの中で、最高の自分を創造するための機会です。







今日もここに来てくれてありがとうございました。








多くの人に届きますように、ご協力お願いします。

「いま」について   「いま」について



Posted by Toshiro Abe at 08:14│Comments(13)
この記事へのコメント
心から感謝します。

すでに・・読んでいる途中で・・すっきりとしてくるのを感じました。

その通りだと感じました。

今日の、これからの予定。

明日の予定。

来年の予定。

その予定を、つつがなく・・こなす!

こんな思い・考え方をしているだけで・・・

もう・・うんざりだ! 逃げたい! と感じます。

いまここ・・・

今ここでけでいい・・

そう思えるだけで、こころが、うんと楽になります。

自分を自分が楽にできる人は・・・

きっと、周りも楽にできるでしょう。

『 いまここ 』

これだけを心に生きていきます。

ほんとうに・・感謝です。

ありがとうございました。
Posted by ひとみ at 2008年07月08日 09:46
阿部さん
はじめまして。いつも心に響く素敵なメッセージありがとうございます。
いまここにフォーカスしたいと願う毎日ですが、
どうしようどうしようという不安や恐怖の渦が内側に渦巻いていて、おしつぶされそうになります。
いまここにフォーカスするのが難しく、苦しいです。
阿部さんやここに訪れる多くのかたのように、いまここの大切さやすべてはひとつという感覚を感じたいです。
どうしてよいのかわからない私ではありますが、
阿部さんや皆さんのメッセージを感謝しつつ読ませていただいています。
Posted by ようこ at 2008年07月08日 09:54
おはようございます。
いましかない。という言葉を何度も自分に言い聞かせてきましたが、
この時間感覚の囚われからは、どうしても抜け出せません。
目に見える肉体が年とともに変化(老化)していくのを見ていると、
連続する水平な時間の流れがあるように思えてしまうからです。
老化というのも私達の集合無意識に埋め込まれたプログラム
なんでしょうか。老化がなければその先にある死もない?

「いまここ」のシッポを捕らえようとしてぐるぐる回ってる
猫の心境です(笑) 朝晩の瞑想の習慣が定着しました。
今日の課題が頭でなく腑に落ちるまで続けたいと思います。
Posted by 白猫庵 at 2008年07月08日 10:30
時を上から見る(表現としては適切ではないですが、、)と、ただ一点。。。そんな感覚に、なりました。
Posted by momo at 2008年07月08日 10:55
阿部さんこんにちは。
今日もメッセージをありがとうございます。
「いま」についてを読んで、あることを思い出しました。
あるカウンセラーとの話しで、「子どもはいまを楽しんでいるが、大人になると過去を悔やみ、未来に不安を感じていて、いまを楽しめない!」なるほどと思いました。
阿部さんのいう、「いまここ」もそれに通じるのかなあと…。
私は今まで、過去でしてきたことに囚われたり、悔やんだり、未来への不安を感じたりと、頭で考えることばかりで疲れていました。そのため、「いま」を感じて楽しむことができないでいました。
でも、阿部さんの「いまここ塾」を読むと気持ちが整理されて、楽になります。
いつもありがとうございます。今日も感謝のポッチとします。
Posted by ゆりともものパパ at 2008年07月08日 11:36
敏郎くん

ライブお疲れさまでした。
楽しかった~
敏郎くんの笑顔、最高です。

阿部さんのライブに来てるお客さんも好き。
初対面でも仲良くなれて。
30年前のライブの話をしたりして・・・

次回を楽しみにしてま~す。
ありがとうございました。
Posted by あん at 2008年07月08日 12:56
人生とは、どこかに向かう果てしない旅ではなくて、「いま」というゴールの中で、最高の自分を創造するための機会です。

この阿部さんの言葉で、もがいて何かをしている自分が姿を現した気がします。
ついに見つけたぞ!
スターウォーズのパルパティーンのようです。
ちかくに「悪」がいるのにジェダイは気づかない。

しかし、最後は正義が勝つことになっています。
人生もそうなんでしょうね。

ではいつ勝つか。それは「いまここ」で。
そう心から決めればいいですね。
頭の世界になれしたしんでいる自分には
まだ時間が必要だといっています。
逃げ回る自分がいますが、
一歩でもすすんでいることを信じて
いきます。
ありがとうございます。
Posted by ネオ at 2008年07月08日 14:54
ずぅ~~っと考えていました。
理解しようと、理解したいと…
よくわからない時は、コメントを読めば、
理解した人のコメントで、あ、そぉゆうことね、ってわかったりします。
今日は、それでも、なんだか難しくて、何度も読みました。
それが、読むうちに気がついたんです。
阿部さんの伝えたいこと、完璧に全て解ろうとしている自分。
解らねばならない…の目で読んでいたみたい。
私は私なりのレベルの理解でいいんではないか?
「いまわからなくても、いまにわかるさ!」
なんとなくでも、少しずつでも理解していけばいい。
自分の生き方が楽になるような意味に捉えることにします。
「いま」新しく生き直すために。
阿部さん、皆さん、ありがとうございます!
ありがとうございます、の中に、「いま」をみぃっっけ!(^^♪
Posted by てるね at 2008年07月09日 00:06
時間の真実の自覚・・・ですか?
あらゆる全てが 今・・・?
頭では ダメみたい・・・ですぅ。
阿部さんの穏やかな思いやりが精一杯かも。

だけど
最高の自分を創造することは
楽しいですね。
出来る事からやってみます。

ありがとうございます。
Posted by kayoko at 2008年07月09日 07:03
初めまして!

毎日楽しく阿部さんのブログを見るのを日課にしています!

今日のブログを読んでいて少しわからないところがあったので質問します。

『いままでがどうだったかなんて、大した問題じゃありません。
「いま」新しく生き直せばいいのです。』

の部分なんですが、たとえば、昨日、人を殺めてしまった人がいたとしたら、同じことを言うべきなのでしょうか?

なにか意地悪な質問をお許しください。

「罪を憎んで人を憎まず」はいつも僕が心がけていることです。

しかし、犯罪の被害者にこんなことは通じないと思うのです。

どうか答えをお導きください。

我がままな質問でスイマセンでした。。。
Posted by はち at 2008年07月09日 11:26
はじめまして。

以前からブログの存在を知ってはいたのですが、先日久しぶりに訪問しました。

阿部さんの新しい?立ち位置(の発信)を感じ、書いてあることが以前よりも自分の中にスッ入ってくる気がしています。

たまたま、昨日図書館でNewton7月号を読んでいて(いつも読んでいるわけではないのですが、書店で7,8月号が宇宙についての特集と知ったので)、宇宙、次元に思いをはせていたものですから、この日のブログを読んで、「過去・現在・未来」が3次元なら、4次元は時間軸が立体的になっている世界、つまり3次元プラス、奥行きで、その奥行きが「過去・現在・未来」の区別がない世界なのではないかとふと思いました。4次元は時間軸に関係することだそうですから、そのことを科学者も以前から言っているのかもしれませんが。

いままで、4次元について理論としては理解できてもピンとこなかったのですが、阿部さんの話は、まさに4次元の説明ではないかと思ったのです。

4次元なんて書くと、仰々しいですが、そういうことなんだと、直感的に思ってしまいました。
Posted by math at 2008年07月10日 06:50
もうすこし、さっき書いたことを考えてみました。

平面の2次元では立体の奥行きのある3次元を感じられないように、私たちが一般的に認知している3次元ではプラスもう一つの次元、4次元を普通は認知していません。
が、時間を軸とした次元は目には見えないけれども存在し、感知することができる。その時間の軸の話を今回、阿部さんはされたのではないかと思います。

一見、「過去・現在・未来」などなく、今しかないといういうのと、4次元の話は逆のような気がしますが、ようするに時間をコントロールするということと考えれば同じことですよね。

我々3次元を一般認識している者は、3次元のものならば動かしたりできますが、4次元目の時間はコントロールできないと考えている。
そこを阿部さんは、時間軸を移動できるという、つまりコントロールすることができる、ということを述べられているのではないでしょうか?
どうなんでしょうか?

3次元世界と思っているから4次元の時間を感知していないが、それは感知でき、3次元の世界の物体と同じようにコントロールできるものなんだ。ということではないですか?

そして、瞑想はそこを移動する(コントロールする)手段として使われる場合もある。

人間が限界を決めているのであって、限界というのは本当はない、というのもここに通じる考えのような気がします。

なんか、自分なりにナゾが解けて、スッキリした気分です。
Posted by Math at 2008年07月10日 07:17
コメントありがとうございます。

早くレスしなきゃって思いながら今日になってしまいました。

>たとえば、昨日、人を殺めてしまった人がいたとしたら、同じことを言うべきなのでしょうか?

答えはYESです。

そんな犯罪者でも、天はその人を罰したり裁いたりしません。

そのような天の摂理を非難しても、賛同しても、全体としてはそのようにあります。
Posted by Toshiro AbeToshiro Abe at 2008年07月16日 00:26
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