かんながら

昨日は博多講演会に来てくれてありがとうございました。

いつものように、話した内容は覚えていないのですが、楽しくて終わりたくなかったことは覚えています。


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講演会はいつも、瞑想から入ります。

まずは安心してリラックスしていく感覚を思い出していきます。

我々は無意識に外界に対して警戒心を持っていて、その警戒心は、特別な場面に発揮されているのではなく、いつどんな時でも持ち運んでいるのです。

外界（全体）は自分の敵だ、油断ならないという感覚が底辺にあります。

そんな思いが、全身の筋肉を収縮させています。

でも、いつもやっているので自覚がありません。


講演会の前の瞑想は、そんな自分に気づいて、意図的に力を抜いてリラックスしていこうとするのです。


次に、社会的な自分を脱ぎ捨てていきます。

自分の名前や、社会での役割や、生い立ちや、性格や、それら自分だと思って握りしめていたキャラを横に置くのです。

そして「誰でもない人」になっていきます。

いまここに生きている、たんなる命になってみるのです。


横に置いた自分は、ついさっきまでの過去のすべてです。

自分とは、過去の記憶の束のようなものです。

過去の経験や印象によって、「私とはこういう人間だ」というイメージをこしらえ、そのこしらえた自分が、新しい「いま」を生きているのです。

それが「過去を生きている」という意味です。


僕たちは、瞬間瞬間、新しく生まれ変わっています。

固定して連続している自己など存在していません。

その幻想の自己を「自我」と呼びます。


いま述べたような感覚を少しでも取り戻してもらったら、そこから講演に入ります。

でも本当は、そこまでの時間が最も重要で、その後は単なるおしゃべりです（笑）

意識しているわけではないのですが、どうやら笑いを取ることが最優先になっているようです。


言葉は、何かの意図を伝えるための道具です。

その「意」が伝わったら、言葉は手放してください。


言葉を持ち歩かないこと。

僕の言葉は、その場、その場で矛盾しています。

何のために誰に話しているかが違うからです。

ある時は欲望は禁物だと言い、ある時は欲望を全肯定します。

ある時は僕の言葉を鵜呑みにするなと言い、ある時は鵜呑みにしろと言います。


言葉は、その瞬間の仕掛けであり、真実という獲物を捕まえたら、仕掛けは無用です。

これからも、その時一番必要だと思ったことを、心を込めて話していきたいと思います。


そうそう、このブログも同じです。

その日の文章の全体から、何かをくみ取ってくれたら、言葉を抜き出して持ち運んだりしないでください。

このことは、いままでも繰り返し伝えてきました。



最後に、このクリックですが、「悟り系の話をしておいて、これを押してほしいなんて言うのは如何なものか」というご意見もあります。

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人からどう見られるかより、どうしたいかを優先させています。

そして結果は・・・天にお任せです。

だから難しいことは考えないで、単純に押してくれるアナタが好きなのです(^o^)

今日も単純に押してね。

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いま、福岡国際空港です。

これらからチェンマイに行ってきます。


チェンマイ、好きです。