2020年12月10日

瞑想の後

今日は瞑想者へのアドバイスです。


瞑想が終了した後は、最低5分間の時間をかけて身体を回復してくださいと、しつこいくらいに伝えてきました。

瞑想中は熟睡時以上に代謝が落ちているので、急に立ち上がったり、すぐに活動に移行したりするのはやめようというわけです。


そして身体を回復しているときは、あれこれと考えをめぐらすのではなく、手のひらに伝わってくる身体の感触をよく感じ取ってみましょうと伝えます。

普段は忘れている身体を感じるのです。


感じることと、考えることは同時にはできません。

感じることは直接的であり、考えることは間接的です。

感じることはいまにあり、考えることはいまにいません。


瞑想の後



さてそのように伝えると、質問が来ました。

「身体は幻想だと奇跡のコースで教わりましたが、自分の身体の感触を味わうというのは矛盾していませんか」


そのとおり、身体は幻想だという見方もあります。


でも身体自体が幻想なのではありません。

「自分は身体だ」という身体との自己同化が幻想なのです。


身体が朽ちてもあなたが朽ちることはありません。

身体は生まれたり死んだりしますが、あなたはそれを見守る永遠の存在として留まります。


あなたは身体を超えた永遠の純粋意識だからです。










Posted by Toshiro Abe at 12:42│Comments(0)
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