2019年02月03日

2月3日の記事

来てくれてありがとう。






昨夜から今朝にかけて起きた事を書くのはとても難しい。

見える世界と見えない世界があることはわかりますが、見えない世界のものが物質化して見える世界に現れるということが、僕のような凡夫には理解しがたいからです。



2月2日の夜、鬼が年に1度宮司の家にやってきて、一夜を過ごすという話は昨日の記事に書きました。

そのために、宮司さんの家では新しい布団を二組並べ、厳かにご神事をして鬼を迎える準備をします。


その際、神社から清水をいただき、さらに14枚の白い布を重ねて、その清水を濾過していきます。


そうやって不純物が一切なくなったそのお水を、直径50センチほどの真新しい桶に入れ、縁側から上がったあたりの廊下に置いておきます。


そして翌朝5時、その桶の水をもう一度、新しい14枚の白布で濾すのです。

ちなみに14という数は天と地をつなぐ数だそうです。


すると前の晩にあれだけ綿密に濾過した真水のはずなのに、白い布には砂のようなものが何箇所にも残っています。

鬼がやってきたとき、桶の水で手足を洗った跡だそうです。


実際僕も宮司さんの家で、前の晩と今朝の5時からの神事に参加させてもらい、その後で白い布を覗き込みました。


白布を確認するときは、参加した神職たち全員に緊張が走っていたのがわかりました。

民間からは僕だけでしたが、砂を確認した瞬間は、不思議と言うよりは少しほっとしました。


というのも、僕がいたことで万が一にも鬼の痕跡が残らなければ、宮司はそのまま宮司職を辞めねばならず、本日これから行われるご神事も中止となるからです。


2月3日の記事


これらの出来事が、一体何を意味するのかはわかりません。

僕自身、超常現象のようなことを語るのは好きではなく、ほとんど口にしたことはありませんが、この出来事は一つの記録として、そして一人の証人として書き残しておくことにします。


このような現象は、ともすれば傲慢になってしまいがちの人間たちへのメッセージなのかもしれません。


全ての生きとし生けるものたちが共存共栄し、豊かな地球になりますように。



福は内、鬼は内



これからもよろしくお願いします。










Posted by Toshiro Abe at 13:03│Comments(14)
この記事へのコメント
阿部さん、いつもありがとうございます
お忙しい中、貴重な神事のご報告ありがとうございました。 どこかにごく微かに響くような不思議な感覚を覚えました
Posted by ゆったりゆみこ at 2019年02月03日 13:34
福は〜〜内
鬼は〜〜内


内側にすべて入れてしまいなさい

そんな内なる声が聞こえてくるかのよう。

知ろうと考えだせば、鬼は〜外、福は〜外に
なってしまうのでしょう

鬼は〜内
福は〜内

というか、鬼がやってきた形跡があってよかったです。
なんとも緊張感走る習わしですね。。(><)
Posted by 薄茶色 at 2019年02月03日 13:43
〉全ての生きとし生けるものたちが共存共栄し、豊かな地球になりますようにと。

素敵ですね。
一部の人の幸せしか願わない人は幸せになれませんね。
なぜなら、どこかに不幸な人がいると、そのとばっちりで自分が迷惑被ることがあるので、自分が幸せになるために、結局は全員が幸せになることを願わざるを得ない。いやでも(笑)。
綺麗ごとではなく、あくまで自分のために。
Posted by パンマン at 2019年02月03日 13:56
この時間にブログを拝見したので、2月3日の記事から読んでそのあとに布団に入った鬼?を見た。。


めっちゃかわいいやん((o(^∇^)o))


そういう内容じゃないよ~(笑)


でもなんか、阿部さんの感想が伝わってくる気がする。笑(^^)
Posted by ようこ at 2019年02月03日 15:27
いつもありがとうございます。

「鬼」は我々と異質なものではなく、何かへの妄執から抜けられなくなったとか、外つ国から来た外観が違う存在だとか言う話を耳にした覚えがあります。必ずしも「悪」ではなく、自らの外観が異なるため見た我々を脅かしたり恐怖を感じさせないように姿を晒さないようにしてるとかの話を聞いたこともありました。
「福は内」はともかくも「鬼は外」はそういう意味では恐怖に裏打ちされた異質なものへの偏見かもしれませんね。私たちが「外観への恐怖」などを何とかできれば「鬼」は私たちの前に姿を見せてくれるかもしれませんね。
…来年こそは節分の天河大弁財天社に行きたいな…。

ではこれからも書きたいことをお書きください。
Posted by TSY at 2019年02月03日 15:42
広大無辺な宇宙空間に回転する巨大な銀河がたくさんあって

その一つの天の川銀河に回転する太陽系があって

地球があって、生命がたくさんあって、人間がたくさんいて、自分がいる。

宇宙と自分の存在自体が本当に神秘的です∞
Posted by 大空(おおぞら)大空(おおぞら) at 2019年02月03日 18:04
鬼が来てくれて良かったなぁと思いました。
宮司さんの幸せと健康をお祈りしたい気持ちになりました。
本当に不思議なお話ですね。(^_^)
Posted by 上地 at 2019年02月03日 19:52
昨日の阿部さんの記事を読んで思い出したこと。

子供が8歳か、9歳の頃、小学校で絵本の読みきかせのサークル活動をしていて、
節分の時に、『赤鬼と青鬼』の絵本を読んで、そのあと、調べてきたこの地方に伝わる鬼伝説を、子供たちに話したことがあるのですが、
その晩、お腹の中が暴風雨に。
皮一枚のお腹の中が真っ黒な空っぽで、台風のような激しい風の渦が起こって、ただひたすら治まるのを待ったことがあります。

❓のままにしていましたが、天河神社の記事をよんで、もしかしたら、やっぱりあれは鬼のエネルギーだったのかなと。鬼が喜んだのか怒ったのか、ただ呼び寄せてしまったのか、わかりませんが。
Posted by ぱーるまま at 2019年02月03日 19:53
いろいろ妄想が湧いてきてますが、差し控えます。

とりあえず、ようこさんのコメント読んでから、もうそのようにしか思えません・・・・・カアイイw
Posted by ただの「自分」 at 2019年02月03日 20:09
どうもお久し振りです
まぁ、人生そういう不思議なことは起こりますよね

例えば私の話ですけど
10年ほど前に月夜の東京北千住を歩いておりましたら
人気の少ない裏路地で見たこともない二匹の動物に遭遇しましてね
細長いので猫かと思ったけどそうじゃない、では痩せた狸かと思ったけどそうじゃない
人生で一度も見たことのない不思議な模様と形状をした動物
私が呆然としていたらば、二匹で電柱をタタタッと駆け上ってこちらをジロリと見下ろす
月明かりに照らされたその姿はまるで「天からの御使い」
夢か幻か、非常に不思議な気持ちになりました
大人の俺でも「不思議の存在」に出逢えるのだなぁ。と
そう思っている間に塀を伝って闇夜へと消えていってしまいました

それから数年後です。「天からの御使い」が「野生のハクビシン」だと知ったのは

不思議な出来事は不思議なままでとっておくことをオススメします(笑)
Posted by FFF at 2019年02月03日 22:06
やっぱり…来ると思っていました。来たんや…やっぱり…うれしい…。
Posted by ハル at 2019年02月04日 07:24
いつもありがとうございます。なるほど。宮司さんは鬼の末裔なのですね。弁天さんも鬼の親分ですから 鬼繋がりなんですね。弁天さん けっこうエッチですし。それが天河神社なのですね。この間はじめて読んだ漫画「ガラスの仮面」にでてくる紅天女が天河の神様をモチーフにしている事にこのブログを読んで気づきましたが、どうも私の見た弁天様とイメージが違うので違和感がありました。私を抱きかかえてくれた弁天様は 昔、コマーシャルでやっていた黄桜のお酒に出ていた色っぽいカッパさんのようでしたよ。
Posted by 石田 at 2019年02月04日 13:34
>昨夜から今朝にかけて起きた事を書くのはとても難しい。

目の前に広がる世界はどんなにリアルであっても

本当は夢の世界…

どんなことでも起こり得る!

そんな感じでおれば

ガチガチに固まった現実からやわらかい現実にシフトすることでしょうね

それは思考が現実化しやすいということ

夢☆夢☆

おめでとうございます
Posted by 甲賀忍者 at 2019年02月04日 16:16
すごいキレイな写真‼️✨✨こんな景色大好きです(๑>◡<๑)阿部さんにつられて、天河に2回ほど行ったけど、なんにも感じなかったかも空気は澄んできれいだったけど天河で買った三位一体鈴は、ずーっと大切に持ってたけどなくなったからまた買いたいなぁ天河神社は、やっぱり芸能関係なのかもですね阿部さんに総理になってもらえるよう頼んでみたい(๑>◡<๑)私、真剣に思うんですよねー‼️阿部さん総理になってって
ちなみに、私が行った神社で、一瞬にして空気が変わったのは地元石川県の賀茂神社です
Posted by ゆっこ at 2019年02月04日 23:08
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