あるがままの凄み

Toshiro Abe

2017年03月26日 10:30

僕はいろんな禅僧や高僧たちと出会う機会があって、みなそれぞれに素晴らしい人たちだったけど、この向さんには最初からハートを鷲づかみにされた。


最初は向さんの禅会に初めて参加した時のこと。

40分間くらいの坐禅が終わって、僕の足はシビレまくり。


なんとなく気恥ずかしくて、足の状態が戻るまでジッとしていようと思っていたら、向さんはいきなり立ち上がって


「あーシンビレタ、シンビレタ」

って言いながら、足を引きずって退場した。


それ見た時


「この人、スゲー!」って。


だって禅僧なんて、得意技は坐禅くらいしかないわけで、その唯一のステータスをいとも簡単に投げ打った。


いや、お見事。

まさにあるがまま(笑)




その後、向さんに興味を持った僕は、一冊の本をプレゼントしたんです。

それは「タントラへの道」というチベット仏教のグルの講話録。


内容は、修業をすることで陥りやすい罠について。


修業すればするほど、その修行経験が自我の新たな勲章になってしまう危険性を説いていて、そうなれば富と名声を得ようとする物質主義者と何ら変わらないって。


すなわち「精神の物質主義」に陥ってしまうという、修行者への警鐘が書かれた本。


向さんの修業の量は半端じゃないって噂に聞いていたから、どんな反応を見せるかなって思ったわけ。


それまでもいろんな人に贈呈した本だったけど、みんな無反応で、むしろ異国の仏教を一段下に見るような態度だった。


ところが向さん。本を差し上げた翌日に僕に電話をかけてくれて


「阿部さん!!!!何ですかこの本は!!!凄いですね!!!!」

って。


この人は本物だと思った。




禅サンガは、28日(火)から参加申し込みを開始します。

人生での役割をいったん脇に置いて、素の自分に帰って、魂の永遠性に寛ぐ場所。


早い話、もっと近くで一生のお付き合いをしたい。


今日は禅サンガオープンキャンパスに、向禅師の坐禅会の模様をアップしました。

禅を学ぶということの意味を話してくれています。


向さんって、最初は硬そうなイメージでお話しするんだけど、途中から乗ってくると、ドバーッてあるがままに身振り手振りで話しだす。



これで僕の講演を含めて、4本の動画が揃いました。

時間のある時にご覧になってください。

オープンキャンパス




さて今日はもう一人の話をします。


さとうみつろう君って知ってますか?

いまや全国どこでも1000人規模の会場をいっぱいにしてしまう新星メッセンジャー。

写真を見ればわかるけど、僕の若いころと同じくらい若い。


彼の人気を支えているのは内容もさることながら、その本質は「優しさ」だと思う。

それは作られたものではなく、本当にファンの人たちを想っているのが話をしていて伝わってくる。


でね、最近まで育休のため、ブログも書かずに3か月間完全休業していたわけ。

人気絶頂の最中に、なかなかできることじゃない。


「あーシンビレタ、シンビレタ」

とは違う意味で、インパクトがあった。


それで思ったわけ。

僕も完全休業しようって。


たぶん3日間くらいだな。



そのみつろう君、ブログも再開して、今日は僕のことも書いてくれて、禅サンガの告知もしてくれた。

「さとうみつろうの笑えるスピリチュアル」


いい男だなァ。


ポチッとしてくれる人と同じくらい大好きだ。






今日もありがとう。

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