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ブログを書く側は、一度書いたものはもう読み手に届いていると考えがちですが、実際にはここに4000個以上の記事があるわけで、そのすべてを読み、そして記憶している人などほとんどいないわけです。
昨日も話した「言葉を持ち運んではいけない」ということについては、このブログをスタートしてすぐに、注意すべきこととして伝えています。
2010年にもこの日の記事をそのまま引用して同じことを伝えました。
今回もう一度この記事を載せたほうがいいと思うので、再再掲しておきますね。
これを書いて、ちょうど10年になりますが、状況はなにひとつ変わっていません。
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2006年10月6日
言葉は危険だ。
僕の言葉を信じてはいけない。
誰の言葉も鵜呑みにしてはいけない。
どんな権威ある言葉も・・・
言葉は真実の一端さえも表すことができない。
ただ真実の方向を指し示すことができるだけ。
月を指す矢印は、月そのものではありえない。
特に最近の精神世界ブームの中で、言葉が独り歩きしてしまうのは十二分に注意しなきゃね。
僕自身への警鐘も含め、誠実に、感じていることを書いておこう。
「全てはOK」
これは意識レベルが最高潮に達し、存在全体が祝福そのものとして実感された時の宣言だ。
今そのような実感に溢れていないとしたら、何かがOKではないわけで、大きな欺瞞にはまる危険性がある。
自分の現状を慰めたり、正当化したりするのにも都合よく使えてしまうので要注意。
「苦しみは不要。愛(光)の中で成長しよう」
残念ながら人は苦しみの中でしか自己を見つめ直し成長することはできない。
人生で遭遇する困難、失敗、絶望が土壌となり、真理への目覚めの種が花開く。
これは自然の摂理であり、今までにそれ以外の方法で覚者となった者はいない。
花を空中に咲かすことはできないのだ。
愛(光)を使えるレベルの人ならば、すでに花開いている。
「過去も未来もなく、今しかない」
我々は過去から己を反省し、未来への希望をエネルギーにして生きている。
過剰に過去や未来に縛られる必要はないが、現象界に暮らす以上、時間という感覚から逃れることはできない。
今しかないと自分に言い聞かすことで、反省しないまま自分をごまかす危険性がある。
「人生では何もする必要はない」
究極の宇宙体験の中でこの言葉を理解し、その体験が去った後、この言葉だけが記憶として残り、それをあらゆる現実にはめようとして、みすみす仕事を失敗させた男がいた。
僕だ。
人間は一人で生きているわけではないので、やるべきことをやる責任がある。
「出来事は中立。善悪は存在しない」
善悪は存在する。
それは誰かに教えてもらわなくても、あらゆる人の中に潜在的知性として備わっている。
健全な心の状態であれば、誰もがこれを知るに至るだろう。
人を殺してはいけない、むやみに生き物を殺してはいけない。
どんな理屈を言おうとダメなものはダメだ!
最後にこのことも言わせて下さい。
今、ここに挙げた5つのメッセージへの反論を書きましたが、同時にこれらのメッセージは全て真実です。
真実は「Yes」も「No」も両方を含んでいるのです。
だから本当のことを伝えようとすれば、徹底的に矛盾するしかありません。
これからも僕は、機会あるごとにメッセージを伝え続けていくと思います。
その瞬間に感じ取った真実を、一生懸命に伝えていきます。
でも、その言葉を鵜呑みにしてはいけないよ。
言葉の行間にある意図を汲み取ったら、後は忘れて自分の感性を信じ、一生懸命に生きることです。
それ以外、道はありません。
成長するというのはとても地味な作業です。
それは自己をありのままに見つめ、欺瞞の仮面を剥ぎ、誰の承認も得られないまま、一歩一歩進む孤独な道です。
それは屈辱的な体験でもあるのです。
僕はあなたと励ましあいながら、そんな真実の旅を続けていきたいと願っています。
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10年目というのも感慨深いです。
10年後もこうしてメッセージを伝えているのだろうか。
いつも読んでくれてありがとう。
僕は読み手のあなたがいたから、こうして活動を続けてこれたのだと思います。
これが10年前の写真
いまは完全に劣化している。
10年後はこれがいい。
あなたのポチッで、僕を育ててください。
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10月23日
名古屋講演会 (残り席わずか)
10月30日
東京
第一部 阿部敏郎講演
第二部 雲 黒斎講演
第三部 阿雲の呼吸
13:30~17:30まで四時間のイベントです。
11月30日~12月3日
沖縄瞑想リトリート
どちらも、近日中に詳細をお知らせします。