ストーリー
僕たちが物心ついてから、見てきたもの、聞いてきたこと、そして考えてきたことの全てはストーリー。
なにもかもがストーリー。
中には人類を代表するようなストーリーもあって、何千年も大切にされたりするけれど、それもみんなストーリー。
一人一人が語る自分の過去も、人生も、自分自身についてさえ、語られることは全部ストーリー。
なにもかも、なにもかも。
そしてどんなストーリーも幻想で、そのようにしてしか現実を認識できない人間の定めのようなもの。
そうやって人類全体で、世界という夢を見ている。
ストーリーが消えると、いまここが顔を出す。
それがだた一つの真実の存在。もう一つの世界。
ストーリーという言葉が何を意味しているのか、深く理解することは、とても大切なことです。
そして自分自身がストーリーを生きていることを認めること。
すると、少しストーリーから離れることができます。
離れたとき、こう思うことでしょう。
「すべてのことは、起きているけど、起きていない」