道の二段階
メッセージは大きく2段階に分かれます。
最初は、真理の次元に目覚め始めた人に、どのようにそのことを追及するか、正しい方向性を示すことです。
正しい方向性とは、これから学ぶ真理への道が、新しい自我を強めていくことにならないようにすることへのアドバイスです。
昨日の夜、オウム真理教についてのTV番組をやっていました。
僕は最後しか見れませんでしたが、彼らの最も大きなミスは、修業を通して特別な人になろうとしたことにあります。
オウムについては、決してマスコミや社会が触れない観点からお話しする機会を設けることにします。
しかし、事件を起こさないまでも、新たに自我を強化するスピリチュアルの教えのいかに多いことか。
悪意ではなく、教えている側がその段階にあるので致し方ないことです。
一時は、自分が成長したような気になりますが、また元の木阿弥だということに直面する日が必ず来ます。
そもそも、第一歩目が間違っていたら、その先どこまで進んでも真理から遠ざかるばかりです。
この狭い道をいかに理解するかが学びの第一段階です。
そして、実際に真理を探究しだした人への次の教えは、いかに探求を止めるかということになります。
まったく矛盾するように聞こえますが、これが道の二段階です。
生意気なことを言いましたが、ここはとても重要なポイントです。
話の内容が本質的になってきているのは、自分自身の変化というよりは、時代の変化と、ここに集まる人たちの質的な変化だと思います。
機が熟してきたのだと思います。
今日の昼からは東京講演会。
その後は、向老師とTHE禅アカデミーのサットサン(サンガの集い)があります。
最後は、瞑想のフォローアップの会、すべて同じ会場で行われます。
多くの方たちと時空を共にできることを感謝します。
合掌