痛みと不幸を小脇に抱えて

Toshiro Abe

2014年11月20日 16:05

数年前に似たようなことを書いたときは、ブログが荒れて大変でした。

今回そのようなコメントがなかったことと、コメントの内容が濃かったことが印象的でした。

わずか数年の間に、我々の意識は、我々の想像以上に変化しているのかもしれません。


「内なる痛みは消えることはない」

「人生は苦しみであり、幸せにはなれない」


このような言葉を理解できるようになるには、多くの経験と洞察が必要だったと思います。



もし我々が、常に去来する苦しみや胸の痛みを、自分の一部として認めてしまえば、完全に受け入れてしまえば・・・


あゝ、なんて爽やかな気持ちなんだろう。

いったい、何になろうとしていたんだろう。


私は私であり、これが私の人生です。

以上!!!



自分を認めるという感覚が、初めてわかってきた人もいましたね。

その調子です。

自分を認めるというのは、内なる混乱や、持続する痛みを、それが自分の一部だと認めることです。

あるがままを認めるとは、そういうことです。

「これではいけない。もっとほかの自分になるべきだ」と思ってしまう自分を休ませてあげましょう。


その上で、あなたが必要だと思うことをやっていけばいいのです。

その時その時、一番いいと思ったことをやっていくのは、いままでと同じです。


でも何かが違います。

それは一番いいと思ったことを選ぶ基準が、他人の目や正しさという基準から、自分の思いに変わっているということ。

結果がどうであれ、その結果とともに生きているということ。

そうなれば、余計な混乱はなくなります。

不幸が前提になっているから、不幸はもはや不幸ではなくなるのです。



生きる力が消耗してしまった人、

自信をなくした人、

もう生きるのが嫌だと思っている人、


そんなあなたが感じていることや、考えていることは、たいていは経験済みです。

これからも不幸と痛みを小脇に抱えて、一緒に生きていきましょう(^^)/