ニルバーナ

Toshiro Abe

2013年08月16日 09:42

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新しい部屋の眼下には、どこまでもウージー畑が広がり、その向こうに街並みが、さらにその向こうに青い海が見えます。

時間が止まったかのような静かな場所です。


数日前のコメントに、とある修行者の告白を書いてくれた人がいました。

その修行者は、ワンネス感覚までは到達できたのですが、そのワンネスを認識する者を超えようとした時、言いようのない恐怖に襲われ、そのまま引き返してしまったというような話でした。

とても興味深い話でした。



覚醒状態には何段階かあります。

いくつかの段階を経て思考の働きが止んでくると、自己が消えて、ただあるがままの「いま」が現れてきます。

それはただ在るのです。

目の前の「いま」に対して一切の判断が無くなっています。

絶え間なく干渉していた現実から完全に手を引いた状態です。


レットゴー(手放し)すれば、現実は刻々と展開していきます。

自分がいようといまいと、ことはただ起きていくのです。


意識がこの段階に至ると、心身ともに大きな浄化がもたらされます。

その浄化を、癒し、あるいはカルマの解消と呼びます。

癒しとは行為者である自己が消えたときに現れる、高い波動の働きです。

それはいつも「いまここ」で機能しています。


これが的を射た瞑想によってもたらされる状態で、空(くう)とも呼ばれています。

ここまでは、ある程度の経験を積めば誰でも至ることができます。


さて問題は次です。

空(くう)を認識する何者かが残っているのです。

そこを超えたとき、ニルバーナ(涅槃)の状態に入ります。

しかし多くの場合、自己が完全に消滅してしまう恐怖に襲われ、そこで後戻りしてしまいます。


このように書くと、ここを超えるのは途方もなく大変なことのように見えますが、実際には薄皮一枚が残っているだけです。


あとほんの少しの脱力によって入ることが可能です。

秘訣はリラックスすること。

違う言い方をすれば、存在を信頼することです。


そうやって至る究極状態が、我々の実相です。

誰一人例外なく、皆、このニルバーナから生じています。



気が付いたら、ここまで一気に書き上げていました。

時々このようなことが起きます。


今日はこのままアップすることにします。


いつも来てくれてありがとう。

縁があった人たちへ、この肉体機能が停止するまでに、全てを分かち合っておきたいと思っています。


あはっ、ちょっとカッコつけすぎたかな(^o^)




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