あなたへ
いままでの講演会を書籍化するので、いくつかの講演記録をまとめています。
その中にボブさんとのコラボ講演会の記録もあるのですが、昨夜、内容をまとめていたら、ボブさんは興味深い話をたくさんしてくれていたと、改めて思いました。
今日はその中から、一部を掲載します。
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ボブ・フィックス
すでにアセンションされたマスターを、アセンデッドマスターと呼んでいます。
このような存在が実際にどれぐらいいらっしゃるか、正確にはわかりませんけれども、何千人も何万人もいらっしゃいます。
その人達が、私達が生きているこの現世を見守り、私達を導いてくれます。
そしてこのような方々が、私達にいろんな物事を提示し、私達の耳に英知の言葉を囁いてくれています。
私達は半ば眠っている状態なので、この世界には多層構造があり、いろんな次元があることに気づいていません。
でも確かにそのようなアセンテッドマスターがいらっしゃって、私達を見ています。
そして私達の準備が整ったと彼らが認めると、彼らは私達にさらに必要なガイダンスを与えてくれます。
マスター達のゴールというのは、なんでしょうか。
マスター達は、生徒というものを望んではいません。
つまりマスター達は生徒という形でおぶさってくる人達を背負っていこうとはしません。
また、私達のために何かをしてあげようということもしません。
彼らが私達に与えてくれるものは、覚醒に役立つツールであったり、私達が自分で覚醒に至るためのガイダンスだけです。
マスター達のゴールというのは、もう一人のマスターを作り上げることです。
アセンテッドマスター達は、それをずっとやってこられたのです。
非常に長い間、カルマというものがこの世界にありました。
私たちは、この世の中にカルマが引き起こす苦痛や問題があることは知っていましたが、それを根本的に変えようとはしませんでした。
ですからマスター達は、待たなければいけませんでした。
よくこう言われます。
「生徒の準備が整ったら、先生方は、そのすぐそばにいる」と。
つまり、あなたの準備が整ったら、それにふさわしい先生が姿を現すわけです。
あなたの状態がまだ整っていなければ、彼らが姿を現すことはできません。
たとえ現れたとしても、彼らが言っていることを、あなたがきちんと理解できないからです。
マスターたちは、この世界が、ある種の大きな危機に向かって進んできていることを知っています。
つまりそれはカルマが極限にまで溜まってしまった状態です。
カルマの蓄積があまりにも多くなって、圧力が高まると、あらゆるものが、その下で押しつぶされてしまいます。
そしてあらゆることがうまくいかなくなります。
マスター達は、このような時代が非常に近く、間近に迫ってきていることを知っています。
ですから、マスター達は、高い次元に達しているあらゆる魂たちに呼びかけます。
「今こそ、その時だ」と。
「あなた方がもう一度地上に誕生すべき時期だ。人々は、今こそ聞く耳を持っている」と。
そこで呼びかけられた高い魂は、もう一度肉体を持って地上に来ます。
そして何回もの転生の後で、やっと大切な仕事をする時期がやってきたわけです。
私達がこの肉体に生まれる時、私達は全ての記憶を持っていました。
でもこの肉体の中に包まれてしまった瞬間に、私達は自分が誰であったかを忘れてしまうのです。
多くの人たちは、確かに目的があってこの世界に来たにもかかわらず、それが一体なんだったのか、という状態にあります。
しかし、人間としての幸せ以上の何かがあるはずだということを、心のどこかで覚えています。
私たちはこの世界に対する贈り物を持っていて、それぞれに異なった役割が与えられています。
そしてふさわしいツールが与えられています。
小さなものから、あるいは大きな責任を持っている人などさまざまです。
でもそれに気づくことを妨げるカルマの影響力が非常に大きいので、マスターたちは、そういう人たちに手を貸したいと思うわけです。
皆さんは思い出しつつあります。
光がもっと強くなれば、皆さんはもっとはっきりと、自分が誰であるか思い出します。
あなたが誰であるかというのは、これであったり、あれであったりという次元の話ではありません。
あなたが誰であるかというのは、あなたが完全に「ここ」に存在し、そしてハートを開いた状態でいるという、そういうことです。
あなたのハートに従って生きること。
あなたのマインドに従ってではなく、あなたの直感を信じること。
それがたとえ論理的であろうとなかろうと、そこにあるのはたった一つの真実です。
それは私の胸のところ、皆さんの胸のところにあります。
いま申し上げたように、真実というのは、ただの論理ではありません。
真実、真理というのは、ハートの動きなんです。
それを違う言葉で言うなら、それは私達の命の働きそのものです。
山に降り注いだ雨が山の斜面を流れていくと、それは最終的に海にまで至ります。
その水の流れをわざわざ急かす必要もないのです。
どこに行けと命じる必要もありません。
それは自分自身の道にしたがって行くだけです。
そしてそれぞれの川に、それぞれの流れるべき道があります。
そこにあるのは正しい見本の道ではなくて、そこにはあなたのための道しかないのです。
ですから自分を信頼してください。
自分が必要だと思うことをやってください。
そしてそれを疑うことなく、心からハートを込めてやってください。
疑いがそこに頭をもたげると、それはまるでブレーキを踏んでいるかのような状態になります。
ですから疑いの根は全部絶やして、抜いてしまいましょう。
そして前に向かって進むのです。
もし必要ならば、そこで速度を落とすのも必要ですが、決して止まらないことです。
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ボブさんの話は、言葉の内容に関心を持つあなたに向けられています。
この先、時代が大きく変わっていきますが、それはあなた自身が変わっていくということです。
自分がなぜ、いまの時代に生まれてきたのか、自分独自の役目を思い出す人は多いはずです。
自分がマスターの一人だったことを思い出し始めた人もいるでしょう。
なにもそれは、多くの人を導くために特定の何かをするということではありません。
我々が、自分の心に正直になって、自分の人生を生きだすこと、それが結果的に多くの人の道しるべになって行くのだと思います。
もう、「自信がない」なんて言っている場合ではありません。
「今がその時」なんですから。
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たくさんのお問い合わせをいただきましたが、ボブさんを11月末に日本にお呼びします。
あのニューエイジミュージックの旗手、マイケル・ハマーさんも来日します。
ボブさんとマイケルさんは、瞑想のためのマントラCDでもおなじみですが、今回は生演奏によるコラボライブが実現します。
もちろん講演会も企画しています。
11月23日 ボブ・フィックス&阿部敏郎 東京コラボ講演会
11月24日 マイケル・ハマー&ボブ・フィックス 東京KFCホール
11月25日 マイケル・ハマー&ボブ・フィックス 伊勢青少年センター大講堂(伊勢神宮・内宮前)
12月1日 ボブ・フィックス&阿部敏郎 大阪コラボ講演会
12月2日 ボブ・フィックス&阿部敏郎 名古屋コラボ講演会
週明けには、お申し込みを開始できると思います。