対立
本当は誰もが、みんなと仲良くしたいと考えている。
できることなら、心を通わせたいと思っている。
心の表面では人なんか嫌いだと言う人も、心の底では仲良くしたいと思っている。
ところが人間には、それぞれにこだわりがあって、何気ない一言や行為が、相手の気に障ったり、逆鱗に触れてしまうこともある。
なぜこんな一言がと思っても、相手のこだわりの裏側には、心の傷口がぽっかりと開いていて、羽毛のような柔らかい刺激でも、激痛になって伝わることもある。
そこで反撃に出る。
反撃された方は、もうその相手を素直な気持ちで見ることはできなくなる。
こっちだって開いたままの傷口を抱えているのだから。
人間同士の対立は、思い込みと思い込みのぶつかり合いの場合が多い。
それぞれが独自の世界を作り出し、その世界の中で生きているからだ。
人間同士の対立は、実はそれぞれが持っている独自の世界同士の対立だ。
それは思い込みの対立だ。
批判や攻撃を、真に受けてはいけない。
それは相手の世界の中での反応であって、あなたに向かっているものではないからだ。
家庭や会社や様々な付き合いの中で、人間同士の摩擦は絶えないと思う。
相手の心の狭さを責めるのではなく、何が起きているのかを正確に理解する知恵を持とう。
相手が反応しているのはあなた自身にではなく、相手の心の中に映った虚像のあなたに対してだということを忘れないでいよう。
今日はそんなことが書きたくなりました。
きっとこの情報を必要とした人がいるのでしょう。
いやなことが起きた時、その出来事を考え続けるのをやめれば、その状況は去っていきます。
あなたは「考え」という素材で、自分の現実を作り出しているからです。
あなたの心が安らかでありますように。