たったひとつの「いま」
>matasan
「いま」にある、とは新しい「いま」ではなく、小さいころかずっと変わらない「いま」ですよね。
その通りです。
「いま」は一つしかなく、それは時間の流れに影響されていません。
人には記憶し分類するという能力があるので、あの時の「いま」とこの時の「いま」があるように感じています。
残念ながらこの手の話は、考えても解りません。
思考と時間は同じ次元に属するので、思考には時間を超えたものを捉えることは出来ないのです。
あなたが瞑想を通して空(くう)の世界に行き着いた時、そのことを体験的に理解することでしょう。
空(くう)の世界は外側の世界の現象に影響されていません。
いつ出会っても同じものです。
その存在はどんな出来事の最中も、どんな感情を感じている時も、いつも変わらず心の最奥に佇んでいます。
もちろん「いま」も。
その世界に帰るたびに思います。
いままで何も起きてこなかったし、これからも何も起きないということを。
現象は煙のように現れて、煙のように消えて行きますが、、空(くう)の存在は永遠不変に「いまここ」に在り続けています。
こともあろうにそれだけが真の実体で、それ以外は夢のようなものなのです。
だからいつも言って来ました。
あなたは最初の最初から救われていて、この先も永遠に救われていると。
救われるというよりは、祝福されていると言ったほうが正確です。
存在は、その本質からして無条件に祝福されているのです。
これが最も伝えたい事のひとつで、これまでにも繰り返し伝えてきました。
あなたの夢が悪夢に変わり始めたら、このことを思い出して下さい。
この情報は仮説ではなく真実であり、それを見抜いた幾多の魂達が表明してきたことです。
この世の救済は、夢を夢だと気づかせることです。
夢は時間という幻想とともに生まれているので、「いま」を説くことで、微力ながらその役目の一端を担えればと思っています。
今日、ひとまず東京に戻ります。
爽やかな涼風の中でリフレッシできた北海道の旅でした。