若い頃に書いた歌の中に「あせるぜ」というものがあります。
できの悪い自分と、出世していく同級生を比べて「あせるぜ!」って叫ぶ歌です。
同級生は5人出てくるのですが、みんな歴代の総理大臣の名前にしました。
僕としては社会風刺のつもりで書いたのですが、マスコミからはコミックソング扱いされてしまいました。
まっ、ふざけた歌ではありますが(笑)
で、今日のメッセージです。
リストラ目前だったり、経済的に破綻しそうだったり、いま袋小路にはまって身動きが取れなくなっている人に伝えます。
あせってはいけません。
うかうかしていると誰かに先回りされたり、自分の分がなくなるなんて考えてはいけません。
競争心は要りません。
ましてや、人を出し抜いて、人のチャンスを奪おうなどという発想は問題外です。
チャンスは自分がいくらでも産み出していけるのですから。
まずは下腹部を引き締めて、ぐっと踏ん張ることです。
そして考えられる限りの最低最悪の状況を想定し、それを受け入れる覚悟を持ってください。
たとえば、家族が離散して、自分は路上生活者になるとか。
そうなったらなったです。
神が自分にそれを望むなら、真正面から受けて立ち、飢えと寒さの中で生きようじゃないですか。
僕は25年前にその覚悟を持ちました。
そうなった時に辛いのは、肉体的な苦痛だけではなく、精神的に惨めになって、敗北感を味わうことです。
しかし、それは違います。
たとえ状況がどうなろうと、そんなことと自分の価値とは何の関係もないからです。
それを理解していれば、苦しみの半分は最初からありません。
実はこの精神的屈辱感を持つことを、多くの人は怖れているのです。
いったんその覚悟を持ったら、最悪のイメージを手放してください。
今度は反対に、自分は絶対に発展していくというイメージを持つのです。
最初から発展的イメージを持とうとしても、心の底に漠然とした不安を抱えていたら、何にもなりません。
その不安を払拭させるためにも、まずは覚悟が必要なのです。
ここまではわかりましたか。
今日はその覚悟を決めてください。
明日また続きを書きます。
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