どん底からの脱出

Toshiro Abe

2011年02月03日 10:48

若い頃に書いた歌の中に「あせるぜ」というものがあります。

できの悪い自分と、出世していく同級生を比べて「あせるぜ!」って叫ぶ歌です。

同級生は5人出てくるのですが、みんな歴代の総理大臣の名前にしました。


僕としては社会風刺のつもりで書いたのですが、マスコミからはコミックソング扱いされてしまいました。

まっ、ふざけた歌ではありますが(笑)



で、今日のメッセージです。

リストラ目前だったり、経済的に破綻しそうだったり、いま袋小路にはまって身動きが取れなくなっている人に伝えます。


あせってはいけません。


うかうかしていると誰かに先回りされたり、自分の分がなくなるなんて考えてはいけません。

競争心は要りません。

ましてや、人を出し抜いて、人のチャンスを奪おうなどという発想は問題外です。

チャンスは自分がいくらでも産み出していけるのですから。



まずは下腹部を引き締めて、ぐっと踏ん張ることです。


そして考えられる限りの最低最悪の状況を想定し、それを受け入れる覚悟を持ってください。

たとえば、家族が離散して、自分は路上生活者になるとか。


そうなったらなったです。

神が自分にそれを望むなら、真正面から受けて立ち、飢えと寒さの中で生きようじゃないですか。

僕は25年前にその覚悟を持ちました。



そうなった時に辛いのは、肉体的な苦痛だけではなく、精神的に惨めになって、敗北感を味わうことです。

しかし、それは違います。

たとえ状況がどうなろうと、そんなことと自分の価値とは何の関係もないからです。

それを理解していれば、苦しみの半分は最初からありません。

実はこの精神的屈辱感を持つことを、多くの人は怖れているのです。



いったんその覚悟を持ったら、最悪のイメージを手放してください。

今度は反対に、自分は絶対に発展していくというイメージを持つのです。


最初から発展的イメージを持とうとしても、心の底に漠然とした不安を抱えていたら、何にもなりません。

その不安を払拭させるためにも、まずは覚悟が必要なのです。


ここまではわかりましたか。


今日はその覚悟を決めてください。




明日また続きを書きます。






   



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