これでいいじゃない

Toshiro Abe

2010年02月16日 10:25

あるがままの自分でいいんだよって、何かの本でも読んだし、自分でもそう思うのに、本当にいまあるがままの自分を受け入れている人は、まだ少ない気がします。

無意識に、今の自分以外の誰かにならなくてはと思っているのです。


もっと素直にならなきゃ、もっと向上心を持たなきゃ、もっと精神的な人にならなきゃ、もっと感謝しなきゃ、もっと強い自分にならなきゃ、もっと・・・もっと・・・もっと・・・


そうなったあかつきには、あるがままの自分を認めよう。

少なくとも、いまのあるがままの自分で良いわけがない。


とまあ、こんな感じです。



何度でも言いますが、あるがままの自分でOKとは、まさにいまあるがままのその自分でOKということです。

そこに条件などありません。



「思考」は問題や不備を見つける名人です。

他の誰かと比較したり、正しさを振りかざしたり、極端な例を挙げたり、あれこれと理屈をこまねいて、いかにいまのままではダメなのかを証明しようとします。


そんな思考を納得させるために、自分を高めようとしても無駄なことです。


だって思考は、その性質からして、これでいいということがないからです。

思考とは、否定的に物事を見ることで、物事を向上させようとする機能だからです。

ある時は役にも立ちますが、一般に信じられているほどには、思考が役に立って来たわけではありません。

それはいつも、ありもしない理想を引き合いに出して、かけがえのない「いま」に対して、不満や、不信やなどの、否定的な感情を作り出してきた張本人です。



「いま」あるがままの現実と、そして「いま」あるがままの自分と仲直りすることです。

だって「いま」しか存在していないのですから。



それを認めてしまうと、自分が向上しなくなってしまうと考える人がいます。


そんな人に、とっておきの真実を伝えましょう、


「あなたは、これ以上向上しません」


えっ?悲しいお知らせに聞こえました?

いえいえ、これは最高の朗報です。

だって、僕たちは最初の最初から完ぺきだという話ですから。

ただちょっと心が傷ついたり、頭が混乱してしまっただけです。



だから僕たちに必要なのは、お互いの不備を探して攻撃しあうことではなく、お互いの良さを認め合うことなんです。


そして自分が自分であることにくつろいでいく。

リラックスしていく。

そこに初めから備わっていた、僕たちの健全さが待ってくれています。



もし自分が嫌いになってしまった人がいるとしたら、そんな自分を両手で抱きしめてあげましょう。

そして感じてみます。

その存在を感じてみます。


あなたの腕の中にいる人、その人誰ですか。

ずっとあなたと共に人生を歩んできた、大切なあなた自身です。


うまくいかないときもあった・・・でも思い出してみてください。

あなたは、その時その時、一番いいと思ったことを精一杯やってきたということを。

その時は、そんなやり方しか思いつかなかったかもしれないけれど、なにも失敗しようとして失敗したわけじゃないし、人を傷つけようと思って傷つけたわけじゃない。


ね、そうでしょ?


だから許してあげましょう。

そして受け入れてあげましょう。



僕たちは生きている環境は違うけれど、似たようなワナに引っ掛かり、似たような問題を抱えています。

そのひとつが、あるがままの自分を愛せなくなってしまったということです。


何度でもこの言葉を思い出してください。


「あるがままのあなたでOKです」


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