宮古にて

Toshiro Abe

2009年06月27日 08:53

昨日の沖縄本島は豪雨に見舞われていましたが、宮古島は抜けるような青空とエメラルドグリーンの海が迎えてくれました。

妻とレンタカーを走らせ、島のアチコチを見て回り、瞑想に適した場所を探しながら、夕暮れを待ちました。

そして池間島に繋がる橋の手前に絶好なポイントを見つけました。

波打ち際にはカニ達が忙しそうに歩いていましたが.彼等の邪魔にならないように少し離れた場所に腰掛け、目を閉じて深呼吸をしました。

いつも沖縄に暮らしているというのに、久しぶりに波の音と潮の香りに包まれました。

隣りでは最近すっかり瞑想にハマった妻が、背筋をリンと伸ばし、早くも静寂の世界に入っているようでした。

夕方の五時半とは言え、この季節の沖縄はまだまだ陽が高く、日没までには二時間もありましたが、時折流れる柔らかな風は冷たく身体を包んでくれました。


少し経つといつもとは違う感覚が訪れました。

目の前が赤一色に包まれてしまったのです。
赤と言っても情熱的な挑発的なそれではなく、何とも言えない穏やかで美しい色でした。


そのままずっとその色に包まれ、気が付いたら一時間以上も経っていたのでしょうか、いつの間にか妻は車の中に帰って一人海を眺めていました。


しばし異空間に遊びに出かけたかのような、不思議な気分でした。



さてここでご報告ですが、この瞑想の世界をさらに極めるために、今年の夏に三週間ほどタイのチェンマイに修行に行ってきます。


その話はまた改めてさせて下さい。


今日もいい日でありますように。