人からの評価によって自分を見出そうとする人は、いつまでたっても心休まるときがありません。
みんなに理解してもらうことはできないし、みんなに好かれることなどありえないのだから。
人はあなたを見たいように見て、言いたいように言います。
でもそれはあなたのことではなく、その人の中で作ったあなたのことです。
人は自分自身のことも知らないのに、他者のことをわかるわけがないのだから。
そんな人たちの意見を集めて何になるというのでしょう。
あなたはあなたです。
しかもいろんな人格が現れては過ぎていくのがあなたです。
実はあなたと呼べるような固定された人格など存在していません。
あなたの中を生きているのは群衆であり、しかもそのどれもがあなたではありません。
その奥の奥にあるもの。
それを仏性と呼んでいます。
それはあまりにも純粋で個性もありません。
個人的なものではないからです。
全ての人が共有している本当の自分。
それがあなたです。
この摩訶不思議な仕組みを知ったとき(それは言葉にできませんが)、初めて人は安心します。
誰かがあなたについて何を言ったとしても、さほど気にならなくなります。
そもそもあなたなど存在していないし、あなたしか存在していない。
おかしな言い回しですが、これが真実です。
「個人の自分」いう夢を見たいだけ見ればいいのですが、そろそろ疲れてきたころではないですか?
人の目を気にしたり、自分を飾ったりするのをやめて、そこに使っていたエネルギーを創造性に回したとしたら、生きることが歓びに変わります。
しかも何一つ失うことがありません。
ここまで話を聞いて、しかもこのメッセージを理解できたにもかかわらず、それでもいままでと同じ生き方をする人がほとんどです。
香咲弥須子さんに言わせれば、正気じゃない(笑)
愛と勇気を両脇に抱えて、大空に舞い上がりましょう。
ほんの少しの愛と勇気から始めればいいのだから。
彼女がサンガをサポートしてくれるのは心強いです。
これからもどんどん一緒に活動したいと言ってくれました。
理解を共有する仲間を探して何年間もさ迷った頃を考えると、いまはなんて恵まれていることか。
気がついたら素晴らしい仲間たちに支えられていました。
そんな力を借りながら、みんなが羽を休められるような大木でいたいと思います。
今年も一年お世話になりました。
良いお年をお迎えください。