夜空
来てくれてありがとう。
今年最後の天河リトリートは、命の祭り、祝祭のリトリート。
本来はだれもが生きているだけで喜びを感じられるのに、様々な不満や恐れがその上を覆ってしまって、ダイレクトな喜びを感じる機会が減ってしまいました。
そんな感覚を復活させることが目的の3日間です。
昨夜は禊殿での祈りと瞑想。
その様子を最後まで見守ってくれた宮司さんが、夜の「元伊勢」を案内してくれました。
ここは伊勢神宮が開かれる前に大神宮があった場所で、少し行くと磁石が効かない場所があるそうで、立っているだけで不思議な感覚に包まれます。
宮司さんはここに大神宮を復活させ、さらには33mもの月の塔を建てようとしています。
さて昨夜はあいにくの曇り空。
残念ながら星一つ見えません。
前回はプラネタリウムのような星空が広がっていたのにね。
すると宮司さんが
「空に向かって『ウォーーーー』と唱えてみてください」
と。
すると参加者が全員で
『ウォーーーー』
本当に夜空に届くような声で唱えました。
ちなみに「ウォー」とは、「オーム」の頭に「ウ」を付けたもので、「ウ」は天之御中主神(あめのみなかぬしのかみ)を表しているそうです。
50人が一斉に大声で唱えるのだから、知らない人が見れば完全に変な集団。
ところがやる側はそういうことが全く気にならなくなるのだから、やはり場の力は強大です。
声を出し始めて5分もしたころでしょうか、元伊勢の頭上だけ雲の穴が開いたかのように、ぽっかりと星空が顔を出しました。
ええっ?と思いながらも、天がこの声に呼応している手ごたえのようなものがあって、みんなの声はさらに高まります。
すると、星空はみるみる広がっていき前回のような大宇宙が出現しました。
こうして書くとただの偶然みたいですが、こういうエピソードが当たり前のように感じられるのが天河です。
宮司さんはこの現象に驚くこともなく、淡々と
「それじゃ帰りましょうか」
って。
かっけー!!
いよいよ今日はメインイベント。
またご報告しますね。
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