夜空

Toshiro Abe

2019年10月27日 09:20

来てくれてありがとう。







今年最後の天河リトリートは、命の祭り、祝祭のリトリート。

本来はだれもが生きているだけで喜びを感じられるのに、様々な不満や恐れがその上を覆ってしまって、ダイレクトな喜びを感じる機会が減ってしまいました。


そんな感覚を復活させることが目的の3日間です。



昨夜は禊殿での祈りと瞑想。

その様子を最後まで見守ってくれた宮司さんが、夜の「元伊勢」を案内してくれました。


ここは伊勢神宮が開かれる前に大神宮があった場所で、少し行くと磁石が効かない場所があるそうで、立っているだけで不思議な感覚に包まれます。


宮司さんはここに大神宮を復活させ、さらには33mもの月の塔を建てようとしています。



さて昨夜はあいにくの曇り空。

残念ながら星一つ見えません。


前回はプラネタリウムのような星空が広がっていたのにね。



すると宮司さんが
      

「空に向かって『ウォーーーー』と唱えてみてください」

と。



すると参加者が全員で

『ウォーーーー』


本当に夜空に届くような声で唱えました。



ちなみに「ウォー」とは、「オーム」の頭に「ウ」を付けたもので、「ウ」は天之御中主神(あめのみなかぬしのかみ)を表しているそうです。


50人が一斉に大声で唱えるのだから、知らない人が見れば完全に変な集団。


ところがやる側はそういうことが全く気にならなくなるのだから、やはり場の力は強大です。



声を出し始めて5分もしたころでしょうか、元伊勢の頭上だけ雲の穴が開いたかのように、ぽっかりと星空が顔を出しました。


ええっ?と思いながらも、天がこの声に呼応している手ごたえのようなものがあって、みんなの声はさらに高まります。


すると、星空はみるみる広がっていき前回のような大宇宙が出現しました。






こうして書くとただの偶然みたいですが、こういうエピソードが当たり前のように感じられるのが天河です。



宮司さんはこの現象に驚くこともなく、淡々と


「それじゃ帰りましょうか」

って。




かっけー!!





いよいよ今日はメインイベント。


またご報告しますね。




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