徒然なるままに
今日書くことは反感を買うかもしれませんが、本意を汲み取ってくれたら幸いです。
まず、何か重大なことが起きると、必ず起こる風潮があります。
それは、正義がひとつに統一され、その正義に共感しない者は後ろめたく感じ始めるというものです。
たとえば、いま起きていることで言えば、この大災害がそうです。
このような現実を目にすれば、極端に心が歪んでいない限り、誰もが悲しい思いをします。
しかしその中にあっても、そのような出来事から何を感じ取るか、個人的な感じ方の違い、考え方の違い、表現の違いといったものがあるのです。
社会の風潮はそれを許しません。
誰もが同じように憐れみ、最大限の思いを向け、善意の行動に駆られるのが真の人間性であり、それを持てなければ人間ができていないというわけです。
たしかに思いやりが深く、親切で、愛にあふれる人もいます。
しかし、人間には性格のタイプがあり、同じ悲しい出来事を目の前にしても、同じようには反応しないのです。
そんな人に一種類の正義を押し付けると、その人は表面上正義を演じますが、一方で、そんな自分を愛のない人間と決めつけ罪悪感を持ちます。
これを読む人の中にも、心当たりがある人はいるはずです。
いいですか、絶対に罪悪感を持ってはいけませんよ。
もし罪悪感を感じるとしたら、それは誤解です。
あなたは何も悪くありません。
こんな調子で、人は自分を認めることが出来なかったり、自信が持てなかったり、自分を好きになれなかったりしています。
調べていけば、人が否定的に持つ自己イメージは、すべてがそんな誤解から来ています。
事は起きています。
それはこれからも起きていきます。
大切なのは何が起きているかではなく、自分がそれをどう解釈し、どう生きるかです。
そこに良い悪いはありません。
もっと自分の感じ方や考え方に自信を持ってください。
そのうえで、自分がいいと思ったことを精いっぱいやってください。
知的に募金が必要だと思ったら、それをしてください。
自分には愛がないなんて思わないでください。
愛は感情ではありません。
人生はあなたの作品なのですから、幸せに彩ってね。
大切なことわすれちゃダメですよ。