2024年03月05日

白龍とともに

今日の天河は冷たい雨が降っていて、春の気配もどこかに消えてしまいました。

思えば導かれるようにしてこの地を訪れたのが平成元年3月、あれから丸35年が経ちます。

それがまた令和になってこの地に導かれてきました。


ここは龍神の里。

実際に龍のパワーと存在を感じています。

不思議なことばかり。

不思議は不思議のまま、わからなくてもいいと思っています。





山奥のそのまた奥にあるこの小さな集落は、一通りの享楽を味わってきた身としては物足りないはずなのに、こんなひなびた古民家での暮らしに幸せを感じるのだから、人は変われば変わるものです。


今日もこうして一人静かに過ごしています。

いつも穏やかな気持ちで生きられるのは瞑想のおかげ。

どんなに高い境地にいる人にとっても、瞑想は必須習慣のはずです。

仏像として現わされた覚者も、たいていは瞑想姿で描かれています。

彼らも日常を瞑想して過ごしていたのでしょう。


瞑想は修行などではありません。

余分な思考や感情を静めてくれる休憩所のようなもの。

安楽の法門と呼ばれる所以です。



いまの心境を書き残してみたくなり、ありのままを記してみました。



日々是好日







  


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2024年03月04日

幸福論

昨夜のオンライン瞑想会の後半は質疑応答の時間でした。

その中で、僕にとって新鮮な質問が幾つかありました。


たとえば

「阿部さんはいま幸せですか?」

というもの。


このようなことは意外と聞かれたことがないのですが、出てきた答えは


「『幸せ』という言葉は、自分が幸せではないと感じる人のもので、幸せな人はそのことに気づかないのでは」

というものでした。



太宰治は

「幸福感というものは、悲哀の川の底に沈んで、幽かに光っている砂金のようなものではなかろうか」

と書いています。


「幸せ」とは不幸な人が持つ幻想。

そんな気がします。



そこでこう言い直しました。


「幸せかどうかはわからないけれど、不幸ではないと言えます」



でもその直後、質問者の気持ちに素直に従おうと


「はい、幸せです」

と言い直しました。



( ̄д ̄) 最初からそう言えよ!







僕たちに必要なのは、幸せを求めることではなく、何故いま自分が不幸なのかを調べてみることだと思います。

真実から言えば、不幸の感覚のすべては「自分」という幻想に固執しているところから生じています。

早い話が不幸とは自我の影みたいなものです。


自我への囚われがなければ、いつもただ起きることが起きているだけであり、そのありのままの中に幸も不幸もありません。

訪れる感情も思考も、ただそのようにあるだけで、全ては変化しながら過ぎ去っていきます。

感情は存在のムードを作るけれど、そのムード自体が自分ではありません。

言ってしまえばムードがあるだけで、それを「体験している自分」はいないのです。


結局は分離した自己の視点から人生を捉えているのか、愛の視点から捉えているのか、その違いなのだと思います。

自分の不幸を外側の出来事のせいにしているうちは、救われる可能性はありません。


外側に見える世界をコントロールしようとするのではなく、自力を手放して、存在の流れを信頼し委ねること。

これが安楽への道だと思います。




今日も一日、いろんな思考や感情が来ては去っていくことでしょう。

ただそれだけのことです。








  


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2024年03月03日

じゃあね

僕の目を心配してくれてありがとう。

お医者さんに診てもらったら、深刻な病ではなく、放っておけば大丈夫とのことでした。

でも今回のことで、身体はいつまでも丈夫のままではないということに気づけて良かったです。


人間とは不思議なもので、歳をとるとそれなりに死への覚悟のようなものが芽生えるみたいです。

こんな僕も自然に「終活」を意識し始めました。

旅立つ前にいた場所を整えておくというのは気持ちがいいですね。

そんなわけで、そろそろ終活にとりかかろうと思いながらも、後々になっている今日この頃です。


残された日々が少なくなっても、マイペースでのんびり生きるのは変わりません。

これからも同じように時が流れ、いろんな感情が来ては去っていき、こんな調子で「じゃあね」って終わるのだと思います。


最期の言葉は

「じゃあね」

あっ、これいいかも。






エキサイティングという言葉は、「ワクワク」だけでなく、「ワクワク・ドキドキ」の両方だと聞いたことがあります。

まさに最後の瞬間を迎えるのは「ワクワク・ドキドキ」ですね。。


人生で初めての体験だから「ワクワク」

人生で初めての体験だから「ドキドキ」


みんな公平に一回ずつ味わえる。


味わった後はどうなるかって?


どうにもならないと思いますよ。

だって肉体は死んでも、本質は死なないから。




今夜の日曜瞑想会、アドレスはこちらです。

https://youtube.com/live/1EVFvtbG_FQ



・・・・・・・・・・・



このあと10時からは、「What's Holy Spirit?」

サンガのみなさんは会員サイトの「ライブハウス」に来てください。

今朝は僕が一人で担当します(^^)








  


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2024年02月25日

久しぶりに不調報告

いつも元気だけが取りえなのに、今日は調子がいま一つ。

というのも、右目の視界に墨で描いたいたずら書きみたいなものが出てきて、前がよく見えない。

目をこすっても関係ないから、目の奥の方に原因がありそうです。


飛蚊症の症状とよく似ている。

昔はこんなことがあっても一日で治ったのに、今回は1週間くらい続いています。

これって目の疲れかなァ。


みなさんはそんなことないですか。





思い当たることと言えば、最近はモニターを見る時間がめっきり長くなったこと。


こういうときに、普段いかに身体を大事にしていないかわかりますね。

人って、何かが上手くいかなくなって初めて気が付くこともある。

もっとこうしなきゃって。


それでいて、のど元過ぎれば熱さ忘れるんだから(笑)



なにはともあれ、今夜21時は日曜瞑想会。

調子のいい時も、そうじゃない時も、一緒に瞑想できて嬉しいです。


https://youtube.com/live/uLL2TgDavuo








  


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2024年02月18日

最短コース

どんな日曜日をお過ごしですか。

いま何をしているにせよ、心静かでありたいですね。


僕らの内側で騒がしく動き回る思考は、単なる混乱の表現であり真実ではありません。

この内側の声が、もっとも大切な本質を隠してしまっています。


実際に人生でやるべきことは、その本質と共に在ろうとすることだけです。

何故なら、それだけがリアリティであり、その他は全て幻想(夢)だからです。

今夜も21時から、そのポイントを分かち合いたいと思います。

https://youtube.com/live/MUDhJ3swiT8







さて、お待たせしていた「ぽよぽよサンガ」へのご案内が今日からスタートしました。

この案内ページには「ぽよぽよサンガ」のたくさんのコンテンツが紹介されていますが、サンガの目的は「ぽよ」(本質)を生きることであり、コンテンツ群はその下地に過ぎません。


そんな「ぽよぽよ村」への入村は、この案内ページから可能です。

とてもリーズナブルで、いまは入会費も無料です。


この看板からお入りください。





ほんの小さなシフトが、人生最大の目覚めへと繋がっています。

この会は目覚めへの最短コースだと思います。


阿部敏郎






  


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2024年02月11日

時間の世界から「いま」へ

ほんの少しものの見方を変えるだけで、人生観が一変することもあります。

たとえば、「実際には人生はどこにも向かっていなかった」という気づきです。


この一言に深く納得した時、生き方そのものが変わります。

物語の主人公から、いまを生きる命に変わるのです。

そして瞑想の本当の意味を知ります。


そんなことを思いながら今夜も瞑想会をします。

https://youtube.com/live/pH7CVyzQAno










  


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2024年02月04日

立春の今日、スタートしました

今日は立春。

またすべてが新しく始まっていきます。

この良き日に、ZENサンガは「ぽよぽよサンガ」に生まれ変わりました。

僕も「阿部敏郎」を捨て、今日からは「ぽよヨン」として活動を始めます。

ヨン様とお呼びください。


ちなみに「ぽよぽよ村」の住人は、みんな頭に「ぽよ」が付く名前を持ちます。

たとえば翻訳家の山川紘矢・亜希子夫妻は、「ぽよじい」「ぽよばあ」

かっちょええ~!!!


量子物理学者の船井正太郎さんは

「ぽよ博士」

そのまんま!

といった具合です。






「ぽよ」とは誰もが持つ高い次元の意識のこと。

愛、真理、目覚め、宇宙意識、ハイヤーセルフ、神、仏性・・・いろんな名前で呼ばれてきた存在の総称です。

形だらけで愛を忘れた地上世界を、「ぽよ」の精神で生きてみようという仲間たちの村です。

もっと成長したら「ぽよ」になるのではなく、「ぽよ」を生きようとすることで、この二元の世界の幻想から目覚めようという訳です。

まさかこんな自分がと思っている人も、本当は最初から祝福され見守られていたことを知ることでしょう。


時代そのものが人間の意識を押し上げようとしていて、その波に乗っていち早く未来文明を生き始めようと考えました。

それが今日の立春の日からスタートします。

入村希望の皆様へのご案内は、近日中に紹介します。


今夜は日曜瞑想会です。

https://youtube.com/live/TXB1Yshibyk











  


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2024年01月28日

あなたは独りじゃありません

自分は宇宙全体から切り離されて孤独な存在だという感覚。

それが分離感です。


この分離感が様々な心の痛みの根本的な理由です。

心の奥に巣くっている怖れや罪悪感もすべてこの分離感が原因です。


最初に結論を言えば、あなたは宇宙から分離していません。

それどころか「あなたが宇宙」なのです。

この発見を目覚めとか悟りとか呼びますが、いま多くの人たちがこの真実を体感する時代になってきました。

一瞬にして一気にジャンプする人もいますが、多くは自分でも気づかないうちに少しずつ目覚めているようです。


それはいままで信じてきた常識的な生き方がひっくり返ることなので、戸惑う人もいるでしょうが、それでもこの時代の変化の中で自然に受け入れている人が増えてきました。

長年にわたる僕の活動は、この目覚めをいかに促していくかでした。

それはこれからも変わりません。


先日ZENサンガを終了する話をしましたが、それはいま述べたような基本的な真実を理解する人が増えてきたからです。

これからはその次元を実際に生きることを通して、自らの中の気づきをさらに深めていく時代です。

それは努力して無理やり掴むものではなく、むしろ無努力を通して自分の中に自然と招き入れるようなものです。


どこまで力を抜けるか。

どこまで楽しめるか。

どこまで自分に幸せを許可できるか。

と、この事にかかっています。





ZENサンガを終了した後、新たに迎える新しいサンガを、

「ぽよぽよサンガ」と名付けました。


自分が全体だと気づいた人たちは、大まかにして「ぽよぽよ」のエネルギーで摩擦を起こすことなく生きています。

僕たちも、そんな存在として生きていきましょう。

とてもリーズナブルで、優しくホッとできる場所が「ぽよぽよ」サンガです。


今夜も「ぽよエネルギー」を使って、みんなで我が家に帰ることにしましょう。


ぽよにおいて、僕はあなたであり、あなたは僕です。

これがわかれば心はとても優しくなり、スムーズに生きることが可能となります。



今夜の瞑想会でも、そんな話をしてみます。

https://youtube.com/live/d-pUUsoLkz4











  


Posted by Toshiro Abe at 15:29Comments(10)

2024年01月21日

見つかるよ

人生とは自分の外側に展開している状況ではありません。

人生とはその状況に対してどう感じるかの連続です。


でもマインドは自分をだまし続けます。

意識をいつも自分の外側に向かせようとするのです。

そして外側に見える事象をより良くさせるのが人生だと思わせます。


真の成長のターニングポイントは、意識が外側から内側に向かうこと。

これが本当の回心です。


たとえ何十年生きてこようと、その方向が間違っていればどこにも行き着きません。

行き着いたような気がしても、また振出しです。


だから回心してみましょう。

やっと真実の幸せと、生きる価値を見つけることができます。





このような生き方を始めるのに何歳だろうと関係ありません

早いも遅いもないのです。

だって「いま」だから。



今夜も瞑想会をします。

よかったらいらしてください。

https://youtube.com/live/7rLUDNzYLxk






  


Posted by Toshiro Abe at 11:20Comments(9)

2024年01月14日

アセンションの流れ

昨日は沖縄の家にボブ・フィックスさんが来て、智子さんと僕と三人で「Next Dimension 90」という瞑想コースの中の「ビーナスアセンションマントラ」のオンライン伝授をしました。

そこで僕自身が生れて初めての体験をしたのですが、瞑想が始まった瞬間から終了の合図まで、1秒さえもなかったのです。

実際は30分間経っていて、瞑想の30分が5分くらいに感じることはよくあるのですが、全く消えてしまったのは初めてでした。

終わった後のみなさんからの感想でも、同じように時間が短く感じた人が多くいました。


最近は僕の周囲でもマントラ瞑想を実践する人が増えていて、以前なら長続きせずにやめてしまう人がいたのに、いまはみんな習慣になっているようです。

やはり時代が変わったのでしょう。

皆さんは当たり前の顔をしていますが、これは凄いことだと思います。

ヒマラヤのアシュラムならいざ知らず、日本の真ん中で普通に暮らしている人たちが空(くう)の体験を当たり前にしているのですから、昔の修行者が聴いても信じないことでしょう。





誰もの人生が、よりスムーズに、より温かく、より快適に変わり始めています。

これからは自分が頑張るのではなく、どんな問題も、どんな心配も、すべて全体にお任せする時代だと思います。

キーワードは「信頼」。

信頼とは「人生の流れを信頼する」ことです。

自分のあがきが本来の流れを邪魔していることに気づくこと。

自我は邪魔することしかしてきないし、それはこれからも同じです。

潔く自分のいままでのやり方が完全に狂っていたことを認め、自力を手放し、全体にサレンダーします。


だからと言って何もしないわけではなく、意識の在り方が変わることで、行動が変わってくるのです。

繰り返しますが、物事がスムーズに展開し始めます。


人はみな自力で生きてきたと思っているので、それを手放すのが恐いのですが、手放したときに次元が変わります。

そしてもっと知的に、気楽に、人生を生き始めるのです。


この現象をアセンションと呼んできましたが、実際にそうなってみると、なんて当たり前な流れでしょう。


今夜の日曜瞑想会はこちらです。

https://youtube.com/live/rspCBpMe26A








  


Posted by Toshiro Abe at 09:32Comments(7)

2024年01月07日

沈黙のメッセージ

最近、言葉が出てきません。

いったん無我の状態で語り出すと、そのままスラスラと言葉が紡がれていくのですが、何かを書こうとすると止まってしまいます。

書くという行為が人為的で不自然なものに感じるのです。


高い次元の真実を分かち合うためには、言葉ではなくむしろ静寂の世界の方が伝わるのかもしれません。

分離意識からワンネスに移行するこの時代は、ますます瞑想の重要性が増していくと思います。

その沈黙の中で共有する何かに触れ始めます。

それが「愛」なのだと思います。


今夜の瞑想会はこちらからお入りください。

https://youtube.com/live/tuS4Zut4Avc










  


Posted by Toshiro Abe at 13:01Comments(10)

2023年12月30日

よいお年を

2023年も残り2日。

僕自身の話をすれば、12月に入ってから突然内側に降りてきた直感に従い、また新しい旅に出ようと思います。


まずはご報告ですが、8年間にわたってエネルギーを投入してきた「ZENサンガ」を、この16期を最後に終了します。

なんの計画も立てずにスタートしたZENサンガですが、いまの体制になった第2期以降、10倍近い会員数に膨れ上がりました。


でもそろそろ次のステップに踏み出す時だというのがお告げ(?)です。

来年から「ZENサンガ」は「ぽよぽよサンガ」に生まれ変わります。


( ̄д ̄) はァ?



詳しいことはまたの機会に。


そんなわけでこの年末年始は、いつもと違う覚悟で臨むことになりそうです。

あなたにも大きな変化があるかもですよ。

起こることはすべて「いいこと」だということを忘れないでいましょう。








今年の大晦日は日曜日。

恒例の日曜瞑想会を開催しますが、開始時刻を23時30分とします。

年をまたいで瞑想しましょう。

一年のスタートとしては、これ以上ないと思います。



大晦日のアドレスです。

https://youtube.com/live/p_uelwXz7xg









  


Posted by Toshiro Abe at 12:09Comments(6)

2023年12月24日

クリスマスの夜に

先日、エニアグラムでもおなじみのシスター、鈴木秀子さんの修道院に行ってきました。

広尾の聖心女子大学に隣接しているのですが、緑に包まれた静かな環境の中にあって、とても簡素な作りの建物でした。

礼拝堂も拝見しましたが、何もない部屋の一角に小さな十字架と、赤いお花を活けた花瓶があるだけで、それが祭壇でした。

でもその部屋全体が神気に包まれていて、これは毎日の人間の祈りが作り出したものだと感じました。





今日はクリスマスイブ。

今日も一日、あの場所で静かに祈りをささげていることでしょう。


この聖なる夜に、瞑想と祈りの時間を皆さんと共有できることを嬉しく思います。

今夜21時から、ご都合がつく方は共に過ごしましょう。

https://youtube.com/live/JxrNaXXI2Ls










  


Posted by Toshiro Abe at 12:08Comments(7)

2023年12月10日

人間は唯ひとつの真実である「いま」を生きるのではなく、知的に作りだした架空の現実を生きています。

それがあらゆる苦悩の原因です。

苦悩とは本来の姿(真実)から離れているというシグナルに過ぎません。

そして「愛」を忘れているよというお知らせです。


僕はこれまで「非二元」「私はいない」「いまここ」という観点から真実への道案内をしてきました。

真実はそれしかないからです。


そして最近は「愛」というキーワードに惹かれています。





愛は感情ではありません。

人柄でもありません。

気高い行為によって証明されるものでもありません。



愛とは存在です。

愛とは思考の世界から離れて、自らの本質を生きることです。


それは非二元の世界であり、いまここのことであり、その時、私(自我)は主導権を失っているので、これまでのメッセージとまったく同じです。


真理の入り口として「愛」こそがいまの私達にふさわしいと思い始めた今日この頃です。

今夜の瞑想会でもそんな話をさせて下さい。


アドレスは

https://youtube.com/live/qlSZ91_Ch78


21時からです。
  


Posted by Toshiro Abe at 09:26Comments(10)

2023年12月04日

世界人類が平和になることはありません

今朝目が覚めた瞬間、ここがどこなのかもわからず、ただ開かれた空間だけがありました。

「ただ在る」という瞑想にも似た穏やかでお馴染みの感覚です。


いつもならその感覚を携えながら一日が始まるのですが、今朝は違っていました。

頭の中に一つの思考が湧いた瞬間まるで吸い込まれるように、その思考の世界にハマっていったのです。


真実のピュアな世界から、思考が作り出す偽の世界へ

あるがままの世界から、解釈に満ちた見せかけの世界へ

いまここから、過去や未来を背景にした物語の世界へ

物凄く強力な力によって吸い込まれていきました。


この時確認したのは思考には引力があるということ。

その引力は強力で、いったん吸い込まれてしまったら朝から晩まで気づくことなくずっとその世界にいて、自分が二元の幻想の中にいることに気づかせません。


人は何十年間もその世界にハマってしまいます。

そしてそのことに気がつかないまま一生を送るのです。


そうやってハマった世界に愛はなく、あるのは防御と正しさと批判と攻撃性。

さらには不機嫌さと欠乏感。








でもいまこうして戻ってこれました。

また再び静寂の世界です。


ここから見ると、通常の世界全体が狂った世界に見えます。

この世界には愛に似たものはあっても、本当の愛はありえません。

にもかかわらず愛を探し、平和を求める哀しさよ。



世界人類が平和になることは決してないのです。


ただ目覚めがあるだけ。









  


Posted by Toshiro Abe at 07:30Comments(7)

2023年12月03日

遺言 1




いきなりですが・・・

難しい話ではなくて


いま優しい気持ちか


いま素直な気持ちか


いま幸せか



そうでなければ何かがおかしい。

たぶん、思考の中の物語を生きているのでしょう。



だったら、いまシフトしてみよう。

とても簡単だ。


いまに帰って来るだけの話。



人生はとてもシンプル。

難しく考えないようにね。

考えは、あなたをどこにも連れて行かないから。


そんなわけで

考えるのを緩めて静かに座ってみよう。



僕が分かち合いたいのはそれだけです。





  


Posted by Toshiro Abe at 17:58Comments(8)

2023年11月26日

無題

頭の中で考えていることは、多くの仮定に基づいたストーリーです。

きっとこういうことが起きているとか、こんな風に思われているとか、決めつけたストーリーの中であれこれ想像して暗い気持ちになったりします。


実際には、いまこの瞬間に起きていることがあるだけで、それ以外は存在していません。

しかもいま起きていることは変わり続けていて、しがみつけるものもありません。

だとしたら、何を守ろうと言うのでしょう。





なにもかもが繋がっています。

分離などどこにもありません。

これらの真実を理解しだしたにもかかわらず心配や苦悩が絶えない人は、このことを生きているのではなく、このことについて考えているからです。

このことを生きると言うのは、ただ全体に身を任せて生きるということです。


考えても考えなくても起こることが起きます。

そしてそれ以外は決して起きません。

だからお任せして気楽にいきましょう。



今週と来週の日曜瞑想会は都合によりお休みさせてもらいます。

またご連絡しますのでよろしくお願いします。


【12月16日】

「忘年会・ついでに自分を忘れる会」

トークとライブでご一緒しましょう。

https://business.form-mailer.jp/fms/bac1e7f9220437









  


Posted by Toshiro Abe at 12:08Comments(9)

2023年11月19日

リラックス

いま、最も大切なことは何かと問われたら

「リラックスすること」

と答えます。


一切の緊張から離れて、ただあるがままの自分があるがままのいまに寛いでいく。

ただ、いまに在ろうとするのです。


人は他者といる時だけでなく一人でいる時も緊張しています。

その緊張を作り出しているのが「考え」です。


考えるというのは知らないからであり、知らないことは考えても知られることはなく、そこに緊張が生じます。

その緊張が、最も大切な源泉(命・霊性)との接触を無くしてしまうのです。


だからリラックスすることが大切です。

あっちに行ったりこっちに行ったりする思考を静めて、どこにも行かずここにいる感覚を取り戻すことが、霊性を生きることに繋がっていきます。





そのためには何もしないこと。

瞑想さえもしないこと。

このような態度が本当の瞑想を起こしてくれます。



今夜の日曜瞑想会のアドレスはこちらです。

https://youtube.com/live/9c3ZhoUme-4







  


Posted by Toshiro Abe at 11:30Comments(6)

2023年11月12日

たった一つの理解がもたらす変化

いきなりですが・・・

あらゆる行為は「自分」がやっているのではなく、彼方から湧き起きていることだから、自分の行為に罪悪感を持つ必要はないという話を理解することができますか。

もしできたとしたら、ずっと抱えてきた重荷から解放されています。

このような情報に触れることで、気持ちが楽になる人は少なくありません。

しかもこれは何千年も前から指摘されてきている真実なのです。





さて、もし自分の行為に対してこのような理解を持てたとしたら、同じ理解を周囲の人にも当てはめてみましょう。

あなたを傷つけた人の心無い言動も、「その人」がやったことではなく、その人を通して単に起きたことだということ。

そう思うと少し見え方が変わりませんか。



今夜もオンライン瞑想会にご招待します。

久しぶりに沖縄からの配信になります。


21時からのアドレスはこちらです。

https://youtube.com/live/DUeBu2uRygY







  


Posted by Toshiro Abe at 11:13Comments(5)

2023年11月05日

不安のない一日

不安や心配に浸っている時は、例外なく未来のことを考えています。

1秒後かもしれないし、10年後のことかもしれない。

少なくとも、「いま」を見失っていることだけは確かです。


いつも言うように「いま」しか存在していません。

ただひとつ存在している「いま」を見失って、実際には存在してない「いまではないこと」を現実として生きている。

これが不安や心配の正体です。


「いまではないこと」を考えていることに気づいたら「Stop!!」

そして耳を澄まして、感覚を研ぎ澄まして、「いまあるもの」にフォーカスするのです。

それはいつも淡々と、「あるがままのいま」をやっています。


そこに寛ぐこと。

心静かに、あるがままのいまに落ち着くこと。





この練習は人生で最も役に立つ練習です。

この練習のことを修行と呼んでもいいでしょう。


実際の話、このこと以外の修行などありません。

禅寺の修行僧たちが取り組んでいるのも、つまる所この一点です。


これは普通の生活の中でも可能です。

不断の気づきさえあれば可能です。


でも人間は信じられないくらい忘れっぽいので、一人でやり続けることはほとんど不可能と言ってもいいでしょう。

だから仲間が必要であり、サンガは人生で唯一必要な集まりとなります。



週に一度のこの日曜瞑想会も、このときだけはサンガだと思います。

同じ理解を共有し始めた仲間達との時間は何より大切なものです。



今夜も21時にお待ちしています。

https://youtube.com/live/TCQN4mBmius








  


Posted by Toshiro Abe at 11:00Comments(7)母家にて