かんながら

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最近行く先々で、マインドフルネスという言葉を耳にします。

呼び名が変わっただけで、瞑想とか禅とか言ってくれたほうが分かりやすいけれど、マインドフルネスと言った方が、なんとなく先進的で、宗教的な香りもしないからいいのかもね。

でもいまさら「マインドフルネス」なんて言葉は使えないから、瞑想で通しましょう（笑）


このブームが起きたのは、Googleのような巨大企業が瞑想を取り入れていることが知られるようになってから。

Googleは次々と革新的な技術とサービスを世に送り出している未来型企業だけど、瞑想を取り入れている点も時代を先取りしていると思います。

おかげでこれからは、瞑想に関心を持つ人達が日本でも増えていくことでしょう。

僕としてはGoogle社を表彰したいくらいの気持ちだけど、いったいどんな人が社内に瞑想を根付かせたのか。


どうやら、プログラマーのメンタンさんという人と、Google本社で人材育成の責任者をしていたピョートル氏らの功績ということです。

どこにでも、そういう先駆者がいてくれるおかげで、時代は新しくなっていくのだと思います。



さて、そのピョートルという人、この人はとても興味深い。

冷戦下のポーランドで生まれ育つのですが、当時のポーランドはいまの北朝鮮みたいに貧しい国で、彼も極貧の中で育ちます。

ところがすごい努力家で、ベルリンの壁が崩壊後は、働きながら３つの大学院で学業を修め、ポーランド指導者のワレサ氏の通訳を務め、いまは日本語も含めた十ヵ国語を操るスーパービジネスマン。


そうなったのは、自分を可愛がってくれたお兄さんが長年の失業に絶望し、

「人生には意味がない」

と口にするようになり、彼が大学２年の時に事故で亡くなったから。


そこで、

「人生に意味をもたらすしかない」

と奮起したのがいまのピョートル氏だそうです。



「人生に意味はない」

皮肉なことにこの言葉は真実ですが、同時に、「だからこそ意味を持たせる」という生き方もまた真実です。

そもそも、そんなピョートルさんが、どうして瞑想に関心を持ったのか、そしてどんな人生観や世界観を持っているのか、とても興味を持ちました。






さて急な話ですが、そのピョートルさんと、今月２７日に東京でコラボ講演をします。

とても自然な流れでそうなったのですが、経緯はまた詳しくお話しするとして、とにかく皆さんの前で直にお話しできることになりました。

この先、瞑想を普及していくうえでも貴重なヒントになる気がします。



ちなみにピョートルさんは、日本が大好きで、長年日本にも定住し、日本人に向けてメッセージを送っています。


「日本は生産経済で成長してきました。

生産率を上げるために、社員には、勤勉さ、服従心、知能が求められてきましたが、これからはAI（人工知能）などによって、低コストで自動化されていきます。

様々な仕事が機械にとって代わる時代、人間にしか発揮できない、情熱と創造力と率先力を身につけることが大切になってきます」


そのあたりも詳しく聞いてみたいものです。


ピョートルさんはGoogleで、シリコンバレー、日本、香港、インドネシアなどのアジア全般、ヨーロッパ各国、さらには中東にて能力開発を担当した後、現在も多くの企業のイノベーション、管理職育成、組織開発の分野で活躍しています。



コラボ講演会のお申込みは、コチラから。