2008年06月29日

一滴の海水

一滴の海水

ブログ生活が始まって2年になろうとしていますが、昨日はその中でも最も素晴らしい日でした。


ひとつは、自分が言いたかったことをそのまま言葉にできたこと。

もうひとつは、それを多くの人が受け取ってくれたことです。


今まで本などで読んで知っていた知識が腑に落ちたと言う人もいました。

よくわかったけれど、あまりに簡単すぎて戸惑っていると言う人もいました。



そうなんです。

僕たちは、込み入っていて難しくないと真実味を感じないんです。

ずっと抱えていた疑問が、こんなに簡単に解決していいのだろうかと思ってしまうのです。



しかし、真理はいたって単純。

単純すぎて見落とされてきたにすぎません。

あまりにも当たり前すぎて、いままで考えてみたこともなかったのです。

僕たちは、少し難しくないと考えることができないようです。



「真理はいつも明白です。
何一つ隠されることなく、目の前に展開しています。」

この言葉もどこかで聞いたことがあったでしょ。

それなのに、その言葉さえも難しく解釈してしまうのです



真理は明白。

それ以上でも以下でもありません。



真理・・・それは「あなた自身」です。

この世にはそれしか存在していません。


自分を全て知れば、宇宙のすべてを知ったことになります。

一滴の海水の成分を調べれば、海の水の成分がすべてわかるのと同じです。



昨日の記事をもう一度読んでみてください。

そこで言っている「自分という感覚」が何なのかを静かに感じてみてください。

「それ」は、僕が感じている「それ」と同じものなのです。




今日はこれくらいにしておきます。


明日またこの続きを書かせてください。





多くの人に届きますように。


一滴の海水   一滴の海水



Posted by Toshiro Abe at 08:56│Comments(12)
この記事へのコメント
初めてコメントします。

いつもありがとうございます。
あたたかくて綺麗な心が伝わります。

私も自分をちゃんと知り、愛せるように、日々のことを頑張りたいと思います。

阿部さんのブログに辿り着けて幸せです。
Posted by あめ at 2008年06月29日 09:35
いま、ここにいることがちょうどいい、適当だと最近感じるようになってから楽になりさらに色々なことにやる気がでてきました。 これからもブログお願いします。
Posted by しんく at 2008年06月29日 11:29
いやはや、

幼い時の記憶の中にある自分、

そして現在自覚している自分、

同じ自分ですね。

きのうからずっと考えています。

というより感じています。

心が穏やかになっています。これが平和というものでしょうか。
Posted by スナックふれあい at 2008年06月29日 12:51
敏郎さん、おこんにちは♪

最近よく思うのです。

《言葉はいらない。ただただ感じてみるのだ》

自分自身のブログも、格段に言葉は少なくなり・・
思いの凝縮した歌や詩、artなどが主となってきました。

Simple is best!
私の一番好きな言葉です。

Have a nice nice nice 日曜日!!!
Posted by Luna at 2008年06月29日 15:17
ここに連れて来てもらってから(神様がここを教えてくれたんだと思っています)、毎日、訪れてはコメントを書かせて頂いていますが、後になって、変なこと書いちゃったかなとか、阿部さんに「この人わかってないかも」って思われたかななんて時があります。でも、これからもその時感じたまま、考えたことを書かせてくださいね。
「本能」というものかもしれませんが、人に優しくされたら嬉しいとか、人の役に立ちたいとか、別れは悲しいとか、風が気持ちいいとか、夕日を見てきれいだと感じる心…は誰の中にもある。根底にあるものは同じで変わらないんだと思います。
真理…この世に存在する唯一のもの…自分自身…明白であるもの。
人間は自分の中にあらかじめ全てを持っていて全てを知っている。
それを一つひとつ気付きながら生きているのだと思います。
阿部さん、大いなる気付きをありがとうございます。(^^♪
Posted by てるね at 2008年06月29日 19:11
いつもありがとうございます・・・

最近は阿部さんと同じことを 私は自然というテーマで伝えられたらとずっと思っているのかも・・・

たとえば植物や樹木も 数え切れない種があるのに
ひとつとして同じ形も同じ性格のものもいない・・
それは私達人間のようだけど
自然は みんなちがって みんないいということを 最初から知っているから みんな 必要な場所で ただ ただ いまを生きていて
それを必要としている虫がいて鳥がいて それらが必要な水が太陽が土があって・・
それは 生態系 という言葉もあるけれど
それは まあるい地球で 宇宙で
それは すべてはひとつ ということ・・・
逆にひとつだからこそ 全部違うようにできている・・・

それに 春 夏 秋 冬・・
こういうプロセスはものすごく大事で
どんな人にも 辛い冬の時代(天が味方につかない時期)があるけど
それは静かに春を待つことで きちんと準備することで
春が来て 成長できていること・・・
どれも 全部欠かせない すごく大切な時間だということ・・・

自然をみていれば ひとつということが すごくよくわかる気がするのです・・・

そして 私が思う 森林浴 って
阿部さんの言う 瞑想 だと思うんです

それって・・
ちょっと違うと言われるかもしれないけど・・
ただ うまく表現できないだけで
そんな感覚なんですが どう思われるでしょうか・・・
Posted by 晶子 at 2008年06月29日 22:46
昨日もコメントを書かせていただきました。
私は皆さんのようにすっきり出来ず、今日もずっと考え続けています。
疑問がたくさん出てきてしまって・・・。

質問させていただいてもいいですか?

変わらずにずっとある、この『私』の存在が、確かに落ち着きと癒しを与えてくれます。
でも、奥底にある『私』と今の私に距離感を感じずにはいられません。
やはりいつもの感情と思考の渦に戻ってしまい、奥底にある『私』を感じていられるのは一時です。

私は、自分の不安と恐れを未だ受け入れられていないことを知っています。
いろんなことすべてを受け入れ、許してゆく、このこととの関係を知りたいのです。

ぶしつけな質問で申し訳ありません。
Posted by meg at 2008年06月30日 00:26
コメントありがとうございました。


あめさん、しんくさん、スナックふれあいさん、Lunaさん、てるねさん

みなさんのコメントから、穏やかなそして透き通った風が伝わってきました。


晶子さん、久しぶりですね。
ご家族はお元気ですか。
僕の伝えたい世界を膨らませてくれてありがとう。


megさん
>いろんなことすべてを受け入れ、許してゆく、このこととの関係を知りたいのです。


あなたが受け入れ、許していくのは、ただひとつ・・・それは自分自身ですよ。

長い間、自分ではない誰かになろうとしていましたね。

もしかしたら子供のころ、自分に何かを言い聞かせたのかもしれません。

「このままの自分ではダメだ。もっと○○にならなければ・・・」


そうやって本当の自分の中心から離れてしまったのです。

自分を受け入れ、自分を許すことで、再び自分のセンターに戻れますよ。
Posted by Toshiro Abe at 2008年07月02日 05:40
阿部さんへ

今日、初めて『自分を受け入れる』という言葉が、自分の中に入ってきたように感じました。

自分をさらけ出すのが怖くて、怯えながら子供の頃から生きてきました。
阿部さんのおっしゃるとおり、自分ではなく他の誰かになろうとしていました。

でも誰にもなれず、自分自身にもなれないのですから、苦しいはずですよね。
どこかにあると探し続けてきた『もの』は、ずっと私の中に変わらずにいたんですね。

阿部さん、ありがとうございました。
Posted by meg at 2008年07月02日 21:48
megさん

そのとおりですよ。


でもね、本当の自分に会おうとして、無理に自分をさらけ出そうとしてはダメですよ。

それをすると、またしても自分に何かを強制することになります。

形を変えて、同じゲームを繰り返してしまいます。



あらゆる「こうあるべきだ」を捨てる勇気をもって、その時々の自分が求めていることを受け入れてあげるのです。

その安心感の中に本当の自分は住むことができます。


本当の自分は、特別なものではなく、あたりまえのものです。

そこにくつろいで下さい。
Posted by Toshiro Abe at 2008年07月02日 22:57
阿部さんへ

>形を変えて、同じゲームを繰り返してしまいます

今まで何度も繰り返してしまいました。
だから今までは・・・と思いました。

阿部さんの言葉で、私のペース、私のリズムすらすっかり忘れている自分に気がつきました。

私のペースを思い出して、それに添って『私』へと近づいてゆけばいいんですよね。

ありがとう・・・ありがとうございました。
Posted by meg at 2008年07月02日 23:37
>私のペース、私のリズムすらすっかり忘れている自分に気がつきました。

>私のペースを思い出して、それに添って『私』へと近づいてゆけばいいんですよね。




そのとおりです。
Posted by Toshiro AbeToshiro Abe at 2008年07月03日 00:19
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