2007年11月02日

離婚するあなたへ

離婚するあなたへおはよう。

きっと今日中にアクセス総数が200万を超えるんだね。

みなさんに支えられてのこの1年4ヶ月。

今日もここに来てくれてありがとうございました。


さて今日は、昨日の記事「息子へ」に寄せられたコメントへのアンサーをお届けします。




私は夫婦関係をうまく築くことができず離婚を決意しました。

阿部さんのお話で子供から父親の存在を奪ってしまった事が はたしてそれがベストな選択だったのか、阿部さんご夫婦のように お互いを思いやる気持ちをずっと持ち続けられてたら 子供から父親をなくさずにすんだのでしょう。

しかし お互いにそれが出来なくなっていました。

子供にさびしくないか 聞いてみました。

小さな我が子は お母さんがいるから大丈夫と言ってくれましたが その言葉が本当の気持ちなのか 更に深く聞くことができませんでした。




コメントありがとうございました。

昨日の記事を読んであなたと同じように感じた人もいると思うので、僕の考えを書いてみます。







まずは結論から言いますが、あなたのお子さんが「お母さんがいるから大丈夫」と言ったのは本当だと思います。


必ずしも両親がそろっていなくても、あるいは両親ともにいなくても、誰かたった一人でも自分を愛し受け容れてくれる人がいれば、子供は健全に育ちます。

数ではなく、その愛の質が大切だと思います。


だから大丈夫ですよ。


社会というのは「まやかし劇場」のようなもので、まるで多くの家庭が絵に描いたような幸せを生きているように見えますが、そんなことはありません。

だから他者と比較して、自分だけが失敗をし、子供に心の負担をかけてしまったと思わないでください。



あなたへの一番重要なアドバイスは、「罪悪感を持つな」ということです。


罪悪感は何一つ産み出しません。

自分も含めて誰のことも幸せにしません。

事実は、あなたや子供や旦那さんの人生にそのようなことが起きた、ただそれだけです。


それがよかったことか悪かったことか、誰にも分かりません。


あなたに出来ることは、あなたが家族の形を変えた後も、あなた自身に与えられている多くの人たち(子供を含めて)に感謝し、まずは自分が幸せである事を認め、前向きに生きていくことです。



離婚後の子育てや、女性の職業の整備など、まだまだこの社会はアンバランスな面が多いですが、それでも必ず道は開けていくことでしょう。

あまり遠い将来のことまで考えずに、今日一日というワクの中で生きれば、どんな困難も乗り越えていけるはずです。

そして実際に人生とは、今日を生きるということの積み重ねに過ぎません。



究極的には僕らの人生の目的は、子育てでもなく、仕事でもなく、恋愛でもなく、自分自身を高め自分が幸せでいることではないでしょうか。


幸せでいるためには、真実に気づく以外ありません。

その真実とは、自分はどんな時も大いなる力に守られ、大いなる存在と一体だということです。


もしまだそのことが実感できなければ、せめてそのことを心に留めてください。

そして苦しくなったらそのことを思い出してください。



少なくとも僕は命をかけてこのことを宣言します。

「あなたもあなたの大切な人も最初から救われています。だから何が起きても大丈夫」



あまり形に縛られずに、たった一度の人生、勇気を持って独自の道を切り開いていってください。



最後まで読んでくれてありがとう。






Posted by Toshiro Abe at 08:46│Comments(13)
この記事へのコメント
ステキ!

ぜんぶスンスンと心に入ってきました。
ほんとその通り。(スゴイ阿部さん)

私も娘2歳になるやならずからシングルですが、
私がとっても伸び伸びと、感謝を忘れずに生きてるから、
娘はとってもノンキでゲンキで素直ですよ。

私を自分らしく生かしてくれている、偉大なナニかに感謝。
ゆだねてみましょう。最初から私たちは救われています。
Posted by なちゅき at 2007年11月02日 09:10
あべさん ありがとうございます。
型に縛られず この子としっかり向き合って幸せを感じていきたいと思います。
Posted by 若菜 at 2007年11月02日 09:10
今は辛いかもしれませんね。でも起こることって幸せになるために必要だから起こるんです。それ以外の事は起こらないんです。

是非今日幸せを選んでください。きっとそんなお母さんのほうが子供には最高だと思います。

安倍さんの命をかけた宣言とても勇気をもらいました。

ありがとうございます。
Posted by Ray at 2007年11月02日 09:21
阿部さん、皆さんおはようございます

私も9月に離婚したばかりです

子供たちはまだ小3、小1と幼く、どこまで理解できているかはわかりませんが、私自身、多少は子供たちへの罪悪感があったり…
阿部さんがおっしゃるように私がしあわせにしていれば子供たちもしあわせなはず…と思ってみたり

不安定な生活の中で揺れ動く日々です

今朝の記事は、また何度も読み返してみますね

阿部さん、コメントされた若菜さん、ありがとうございます
Posted by ベル at 2007年11月02日 09:45
私の場合は死別ですが小6を頭に3人の男の子とワイワイ・ドタバタと親子と言うよりもクラスメイトとの共同生活みたいな感じでやってます。勿論私がガキ大将(^_^)v
1年生の子は今皿洗いを喜んで手伝ってくれます。3年生の子は退屈してる時には料理してる所に来て「何か手伝う事無い?」って言って来ます。お米わ毎日洗ってくれます。長男は周りが何をしていょうと、我関せずでマイペースに宿題や読書やゲームをやっます。離婚の場合ですが、協同生活の和をみだす、我慢出来ないようなメンバーなら一度出て行ってもらわないとしょうが無いと思います。
Posted by 神ng soon at 2007年11月02日 10:14
私も子供に聞いたことがあります。
離婚後 すぐに子供の気持ちを聞くことが出来ず、やっとで気持ちを聞けたのは離婚して約5年後ぐらい経ってからだったかと思います。
娘は彼がいないのが寂しかったのではなく 父親という存在の人が我が家にいなかったのが寂しく思う時もあったとの事。でも 今は別にどうって事ないといってくれてます。
いろんな事でその時その時で悩みます。子供にとって何がベストか。子供が成長するにあたって色んな課題をもってくるものだから。。。
以前は悩み考え苦しかったことが 今では悩み考え(ある時は行動に移し) 最後はこの子の人生の流れがベストな方向に向いているのだろうな と流れに対し逆らわずお任せすることが多くなってきたような気がします。 

私の大切な子供たちを多くの方が見守っていてくれているのも心の支えになっています。

若菜さん 大丈夫ですよ!!
Posted by きくの at 2007年11月02日 10:39
Ha〜i♪おはようございます(*^^*)この頃は涙もろくなっちゃて。。。阿部sanの話す言葉たちに。°・(;_;)・°。感謝です。『罪悪感を持つな』『あまり遠い将来のことまで考えずに、今日一日というワクの中で生きれば、どんな困難も乗り越えていけるはずです。そして実際に人生とは、今日を生きるということの積み重ねに過ぎません』『あなたもあなたの大切な人も最初から救われています。だから何が起きても大丈夫』ありがとうございます。私は幸いにも。。。周りには優しい人たちがいっぱいです。だから。。。病と共に前向きに生きていけます。幸せを感じながら。。。
Posted by トトロboo at 2007年11月02日 10:58
幸せとは・・
あなたの幸せ・私の幸せ・みんなの幸せ・家族の幸せ・・・
というふうに分けて存在するものではないのだな・・という気持ちになりました。

ひとは自分の気持ちにしか(自分の人生にしか)、責任を持つことはできず、
誰かの病気を代わりに引き受けて寿命を変えることもできない・・

幸せは
つながっていて・・誰かの犠牲や我慢のうえに成り立つものではないと思います。
母の犠牲は子供にも犠牲の人生を学ばせてしまいます・・
それを断ち切るのは・・容易ではありません。母ができなかったことを子供が断ち切るには、見えない巨大な「罪悪感」との闘いです。

難しいことですが・・幸せは形ではないということは、まちがいないと思います。
Posted by マヤ at 2007年11月02日 11:34
阿部さん、おはようございます。そして、はじめまして。いつも励まされる言葉が胸にひびきます。今日の「罪悪感を持つな」も涙が出そうでした。この方と状況は違いますが、私も自責の念と罪悪感にさいなまれて、ここ数年を過ごして来たからです。私も救われているのでしょうか。自分ではわかりません。でも阿部さんのブログに出会ってからここ数ヶ月は、私のまわりで起きていたできごとは、起こるべくして起きていた、ただ起きていただけなのだろうか、と思えるようになって来ました。本当にずいぶん気持ちが楽になって来ています。ありがとうございます。いつも応援しています。
Posted by とろりん at 2007年11月02日 11:43
はじめまして、阿部さん。
知人に勧められて最近からブログを拝見させていただいています。
毎日、すばらしいお話だと思っていましたが、今日は特にじーんとくる内容でしたので思わずコメントに手を出しています。
私も過去に離婚したことがあり、小さな娘を連れて実家に身を寄せ、同居する実の兄弟夫婦から離婚や私のプライバシーのことで散々な目に遭わされ、離婚ということよりもそのことで娘に辛い思いをさせてしまい、やっとそこから逃げても生活の苦しさや寂しさから限界を感じ、何度も一緒に死んでしまおうと夜の港に行ったものです。
でも、あるとき小さな娘がぽろぽろ涙をこぼしながら「ごめんなさい、○○は生きていたいから車からおろして」と頼みました、今までは一緒でいいよと言っていたのに。それを聞いた時、私は大号泣し自分の愚かさを本当に悔やみました。
そして私は「どんなに苦しくても絶対にこの子だけは守ってみせる、絶対に幸せにしてやる」と強く決意し折れそうになりながらも何とか頑張りました。
それから数年後、私は今の夫と結婚することになりましたが、夫はとても娘に対し愛情深く、娘も夫を実の父親のように信頼していましたので後に生まれた弟たちに対しても一切の違和感を持たずに可愛がり、結婚に反対していた義父母にも分け隔てなく可愛がられ、あんなにいつも寂しい目をしていた娘も今では素直に育ち毎日わいわい楽しく過ごしています。もう6年生になりますが、今でも主人にべったりなくらいです
話は長くなりましたが、今日の言葉を見て、私の話とは少し違うけれども同感しました・・私は辛い日々も「絶対大丈夫、うまくいく、幸せになるよ、なんとかなるよ、負けてたまるかっ」と言い聞かせていましたから、今日の言葉を見て「そうだ、ずっと守られていたんだ」と思わずうなずいていました。
ですから、今辛い立場にある方ひとりひとり是非希望を持って、自分を信じて前に進んで欲しいと願ってやみません。。
阿部さん、そしてこのブログを教えてくれたMさん、ありがとうございました、その他の難もたまにありますが、これからもこの言葉を胸に頑張ろうと思います。

なんだかまとまりのない文章でごめんなさい
もし今回に不適切なコメントのようでしたら削除してくださいね。
負けずにまた次回書き込みしま~す
Posted by ちゃいちゃい at 2007年11月02日 12:30
別居生活、ちょうど一年たちました。

いろんな壁にぶつかり、疲れてはいますが、元の生活に戻る気にはなりません。

そこまで決めてるのに、離婚でなく別居を続けるのは、ずるいよね…とか
病弱知的障がい児を安心して預けられる場所がなくて、なかなか仕事が続かないことに対する焦り…とか
私自身の病気が再発を繰り返していることの不安…とか
そんな自分は離婚する資格すらないのかな…とか…。

いろいろな感情を振り払って日々生きていくには、彼に弱味は見せられない。

…それでも 母子3人の生活は、一年前よりずっと楽(精神的に)です。

今日の記事、ありがとうございました。
一日一日、頑張ります。
長男の高校受験が一段落したら、また東京ライブに行きますね(^^)
Posted by KANA at 2007年11月02日 20:42
私は離婚して17年目に入りました。
子供たちはもう成人してじき家を出て行くことでしょう。
少し前、テレビでよく「夫婦二人、子供二人の一般的家庭」という言葉が出るたび、「我が家では世間並みではないんだね~」と娘たちと笑いあった。

難しいことは出来ないし、考えられないけれど、コレだけは自信を持っていえます。
母親が笑って生きていれば子供たちは不幸とは思わないみたいです。
離婚した女に対する世間の風はどういうものか男より女が冷たいみたいです。
『私はあなたよりはマシよ』みたいな気持ちが伝わってくることは度々あります。でも、それがなんだと言うのだ!!と思って生きてきました。

私だって最初から強くはなかったけど、今考えると子供たちに支えられて強くなれたような気がします。
Posted by しず at 2007年11月02日 21:11
偶然?この記事を読みました。
日付けを見たらかなり昔のものなんですね。
去年離婚したばかりでパパっ子の娘が寂しいだろうと、いつも気にしてしまいます。
皆さんのコメントがとても温かくて、なんだか励まされました。
そして、コメントから時代の変化も感じました。
Posted by ぽよ子 at 2024年03月25日 23:53
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